2021.10.7 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインの一人勝ち状態】

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昨日のビットコイン相場は大幅上昇。50,000ドルを突破した後上げ足を速め、52,000ドル、53,000ドルというレジスタンスラインを次々に突破し、一時56,000ドル手前まで到達する動きとなった。

ここ1週間程度で15,000ドル以上の上昇を見せていることもあり、スピードが急過ぎるとのコメントもちらほら出ているが個人的にはビットコインは元々そんな物であるため違和感はないと考えている。

仮想通貨市場全体をみると、ビットコインの一人勝ち状態となっており、アルトコインからビットコインに資産を移し替える動きも出ており、ビットコイン以外はショートポジションを作りつつビットコインをロングで攻めていくのもありか。ビットコインは43,000ドルのポジションはまだ継続して保有する予定で、ターゲットは60,000ドルと最初から伝えていることからこのまま維持。

ビットコインは先物でも1ヶ月物のロールで10%を超えるようになってきており、先高観が強い状況が見て取れる。仮想通貨市場のニュースとしては、アメリカの大口投資家ジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス「ソロス・ファンド・マネジメント(SFM)」がビットコインを保有していることを明かしており、またDeFiへの興味がビットコインよりも大きいとの発言を行っていることが注目されていた。

米国市場は債務上限が短期的に引き上げられる可能性から3指数揃って上昇しており、足元の下落基調から反発する動きに。また、足元急騰していた天然ガスもロシアが安定供給できる用意を表明したことで調整する動きから大幅安となっている。

日経平均株価も一時先物ベースで27,000円を割れるような動きも見せていたが、本日は27,000円台後半まで反発する動き。ドル円は111円台前半で推移しており、111円付近まで円高が進めば一旦ロングをポジションを構築する予定。米国債金利のショート(金利上昇)も引き続きポジションとしては選好していきたいところ。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12