昨日のビットコイン相場は底堅く推移する中、再度44,000ドルとトライする動きとなった。
きっかけはアメリカのSECゲンスラー委員長がビットコインETFに関して肯定的とも捉えられる発言。価格は大きく戻す様子となり、パウエル議長も暗号資産を禁止するつもりはないという趣旨の発言を行っていることもビットコインの価格を後押しする格好に。
昨日の大事なポイントは「株の動きに連れ安とならなかったこと」であり、これまで米国株が崩れる場面ではビットコインから仮想通貨市場全体に波及していたが、昨日は米国株が急落する中でもビットコインは底堅く推移していることが印象的。
9月はアノマリー的にもビットコインは下落しやすい月となっており、一方で10月以降は株式市場含めて11月の外資系の中間決算がある中旬あたりまでは上昇しやすい地合いになることから、ビットコインも50,000ドル方向で推移すると考えている。そのためビットコインは40,000ドルを割れるような動きが出るまではロング継続で淡々と年末までポジションは積んでいく予定。
米国市場は3指数が揃って下落。NYダウは500ドル以上の下落幅を見せており、足元上昇していた米国債金利も低下。10年金利は1.48%まで低下する場面も見られた。
ドル円も予想通り111円台前半まで下落してきたため、一旦利益確定の上、次は買い場探しをしたいと考えている。エントリーのターゲットは111円から110.50の間で淡々とロングを積みながら111円台半ばをターゲットとしたい。
日経平均株価は岸田総裁の逆風が吹きそうな中であるが、この動きにはならないと感覚的に思っており、29,000円前後からはロングで拾っていく予定。
全体的に株式市場に対して悲観ムードになりつつあり、センチメント見ながらのトレードになりそう。米国株も大幅下落のタイミングでは少しずつロングを積んでいきたい。
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中島 翔
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