2020.8.28 暗号資産マーケットレポート【議長講演を受けてドル買いビットコイン売りの動き】

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昨日のビットコイン相場は下落。昨日のマーケットの焦点はアメリカのパウエルFRB議長の議長講演だったが、平均インフレ率を採用、一時的なインフレ率2%の容認姿勢からドル買いゴールド売りが強まり、ビットコインが下落する動きとなっている。

ゴールドはインフレヘッジのための需要が強まっていたことから今回の議長講演はいい利食い売りの材料となった模様であり、そこにドルインデックスが上昇するとなるとビットコインの上値の重さに繋がるのは想像しやすい流れだったか。

足元はDeFi関連の通貨やアルトコインも少し静かな動きとなってきているが中長期的には引き続きロング目線で見ておくことがいいか。

テクニカルでは下落方向を示唆している中、若干11,100ドル付近で二番底をつけたような形となっており、11,000ドルを割れるともう一段の下落は見ておきたいところ。そこまではショートも振りにくい地合いとなっている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12