昨日のビットコイン相場は大幅反発。中期的には上昇トレンドに転換したような動きとなっており、フィボナッチでも3分の1戻しの位置で支えられて反発する動きとなった。
イーサリアムも10%以上の大幅反発しており足元はビットコイン主導ではなくイーサリアム主導の動きとなっているため、イーサリアムが強気の場面ではビットコインも連れ高となりやすい環境。
昨日はFRB副議長が来年の利上げに関しての発言を行っており、ドルインデックスが上昇しドル円も109円台半ばを回復する動きとなったが、ビットコインも上昇しており、過去のドルとビットコインの逆相関の関係性は今は全く関係ないと考えた方がいい状況。また株式市場とも特に連動していないため、ビットコインは単体で動いていると判断すべき。
足元ビットコインで大事なことは、短期的に35,000ドル方向へセンチメントが傾いていたことで、動きの大半は現物ではなくデリバティブのフローからの動きだったことから上下の変動はどうしても大きくなりやすいと認識すること。その中でも方向性を決めてトレードすること、上下の幅の動きの大きさはポジション量でコントロールする必要があるということがトレードする上で大事なことだろう。
本日はイーサリアムの「ロンドン」のアップデートの日となっている。その他、大きなニュースは特に出ていないが、ビットコイン市場への機関投資家の参入は増えており、長期的な投資家はまだまだ残っていることから押し目買いを狙っている様子。これを考えるとなかなかショートで攻めるということは個人的には行いにくいと考えている。
米国市場はNYダウが大幅続落しており、テーパリングが意識されたとコメントが多いが、そこまで関係ないか。夏場は取引高が細る時期であり上下の動きはどうしても出やすい状況。
またテーパリングを意識して売られている場合は、ディフェンシブ銘柄が底堅く推移し景気敏感銘柄が売られる傾向があるため、今は意識しなくていいと思っている。8月までに下落する局面があれば一旦は短期的にロングで攻めるという方針に変わりはない。
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中島 翔
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