昨日のビットコイン相場は下落。足元レンジ相場だったビットコインだったが、アメリカのニュージャージー州司法長官室が仮想通貨レンディング大手BlockFiに一部サービス停止命令を下すと、マーケットが注目していた30,000ドルの大きなサポートラインを突破し下方ブレイク。
株や債券金利等全てリスクオフムードになっていたことも30,000ドル割れに寄与したか。30,000ドルを割れるとそのまま29,000ドル台前半まで下落する動きとなった。しかし取引高を見てもそこまで増加しておらず、混乱するような動きは見られず。
オプションのポジションが30,000ドル付近に積み上がっており、一旦ヘッジのショートが入った様子から下落したと思われるため、底をつけるには再度大きな下落が欲しいという印象。また30,000ドルを割れる水準でも大口投資家はビットコインを購入してきており、引き続き長期的なプレイヤーは押し目と判断している様子。
個人的にはまだ買い場ではないと見ており、もう少し大きく下落してから積み上げていきたいというスタンスで構えている。
米国市場は3指数が大幅反発。NYダウは500ドル以上の上昇を見える等一昨日の下落分を大きく戻す動きとなった。米国債金利も10年は1.15%付近まで低下していたが、1.20%台を回復。しかし金利が上昇する中で米ドルは上昇しておらず、金利との相関があまり強くない印象。
ドル円は一旦110円付近まで上昇したら再度利益確定で下落したところは拾うスタイルを繰り返せばいいか。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日