昨日のビットコイン相場は下落。引き続き下落基調が継続しており、33,000ドル付近から一時31,000ドルあたりまで下落する動きとなっており、短期的に弱い地合いが続いている。
オンチェーン分析ではこの下落相場で7月上旬には1,000〜10,000BTCを保有する大口のウォレットアドレスが多く増加したと報告されており、大口投資家のポジション量とビットコインの価格の乖離が大きくなっている指摘がされている。
短期的にはテクニカルでも弱気な地合いとならざる得ない中、マーケットのセンチメントが短期的に弱気に一気に傾いた場合は買い場と捉え淡々と待っておくことがベターか。
イーサリアムも1,900ドル付近でサポートされており本日はこのラインが機能し続けるか注目。
ニュースとしては、注目されていたイーサリアムの大型アップデート「ロンドン」が8月3日から5日と日程が確定したことや、イタリア金融当局がバイナンスに警告を出していることが報告されており、バイナンスの動向は引き続き注視したいところ。
また仮想通貨のフロー動向が短期と長期で大きく分かれてきていることから相場の転換点になる可能性もあることは頭に留めておきたい。
米国市場はフィラデルフィア連銀製造業景況感指数が予想通り悪化し、米国債金利も一昨日のパウエル議長のハト派発言を受けた金利低下が継続。しかしポイントはハト派な状況にも関わらず株高に進みにくくなっている点であり、米国でも輸送株指数が下落していることからNYダウ等インデックスがその先行指標に追随するのかどうか。
個人的には、夏場ということで株高は秋口からと想定していることから、ここは一旦NYダウはショートでエントリーしつつ細かく利益を積み上げる方がいいと考えている。
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中島 翔
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