2021.6.17 仮想通貨マーケットレポート【アメリカは2023年にゼロ金利政策解除へ】

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昨日のビットコイン相場は下落。マーケット参加者が注目していたFOMCは予想以上のタカ派姿勢となり、株価は下落、債券金利は上昇しており、ドル高で推移する中でビットコインは下落する動きとなった。

米債10年金利は1.59%まで上昇しており、ドル円は110円台後半まで一時上昇する動きとなっている。

ドットチャートでも2023年に1回の利上げは最低行うとの予想を示しており、ワクチン摂取が浸透する過程で経済の下振れ余地がなくなってきていることが期待されていることが織り込まれており、リスクはまだ残っているものの、FRBは経済環境に強気の姿勢の様子。

現在の物価上昇は一過性のものという認識に変更はないが、この点に関しても議論の余地がありリスクは潜在的に残っているため注意しておきたいポイント。

ビットコインは朝方40,000ドルを挟んだ展開となっているが、FOMCが控える中でポジション調整の売りなのか下落する動きとなり、FOMCを受けて38,000ドル付近まで下落する動きとなった。FOMCを受けて下落しているため、本日は下記のチャートの青色のサポートラインで止まるかがポイント。

ここで一旦押し目でロングポジションを構築していく予定だが、ここからどのように推移するかは不透明なため、大きなポジションは取りにくいと考えている。37,000ドル付近で一旦ロングを構築し下落が続く場合は早めの損切りで問題ないか。

ドル円は111円タッチを見越してロングポジションはホールド。日経平均株価はFOMCを受けて下落する動きになりそうなため、買い場探しに入りたい。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12