2020.5.15 仮想通貨マーケットレポート【米中の不仲はBTCに悪影響か】

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BTC/JPYは直近高値の面合わせ。全戻しを達成したことから、昨日の高値越えが次なるターゲット。下値のメドは本日ここまでの100万を割った安値、90万台前半には買い遅れ勢による買いが控えているとの気配ももある水準。直近高値付近ということもあり決済の売りが出やすいために買い方への過度な期待も持ちにくいか。米景気の先行き懸念に加え、米中の対立再燃への警戒がくすぶっている中、仮に米国と中国が再び関税合戦を開始した場合、経済への影響に加え、ドルや米株の資金から金や暗号資産に流れてくるフローが想定される状況にもなってきている。

ダークプールでもある暗号資産に対してトランプ大統領が何か対策した場合、マイニングパワーの65%が中国に依存している事実から大きな悪影響は必須と考えた方がいいか。直近でハッシュレートが下がっているのは、半減期によるものと思われるが今後のハッシュレートの動向をチェックしつつ、短期的には方向性はニュートラルな構え方がいい状況。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12