昨日のビットコイン相場は大幅上昇の動き。
一時48,000ドルを割れて47,000ドル付近まで下落していたが、短期的なショートカバーを巻き込みながら上昇する動きとなった。短期的にはファンディングレートがマイナスで様々な取引所では推移していたことや、チャートでも二番底を形成していたこともロングポジションを構築する動きとショートカバーの動きが重なったような上昇を見せている。
昨日には、日本の仮想通貨取引所の残高が過去最高額となったことが一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)のデータで判明、日本でも仮想通貨市場に参入する個人投資家が増加していることが把握できる。
また、アメリカの金融大手JPモルガンチェースが富裕層向けのビットコインファンドを夏場にも設立する見通しというニュースが出ており、機関投資家が参入しやすい環境が継続していることが伺える話題も出ていた。
テクニカルでは上昇方向に転換しているものの、現物のヘッジトレードかオプションで下落方向に備える動きが出ているため、ショートカバーが終わった後上昇幅は限定的か。方向性は下落方向が継続しているとみておいた方がいい地合い。海外仮想通貨取引所のファンディングレートをチェックしながら短期的なトレードは行いたいと考えている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
お詫びと訂正:テクニカル分析において、短期で上昇方向に備える旨の表記がありましたが、分析の結果下落方向へと修正いたしました。お詫びして訂正させていただきます。(最終更新日時:2021年4月27日11時35分)
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日