先週末のビットコイン相場は下落。金曜日は50,000ドルを境に上下に揉み合う展開が続いていたが、下落トレンドの時間調整のような動きとなり、週末にかけて売り圧力強まる動きとなった。
急落時に押し目と見た投資家が買いを入れていたが、50,000ドルを割れてくると、一旦ポジション調整のためにポジションを閉じた様子が見て取れる動きが出ている。オプション市場でも下落方向に備える投資家が増加しているのか40,000ドルのプットのポジションがある程度積み上がっているため、40,000ドルに近づく過程では意識したい水準。
ニュースとしてはWeWorkがビットコイン決済を導入したことや、トルコの仮想通貨取引所ThodexのCEOが顧客資産 約2,100億円を持って国外逃亡したとされる報道がが大きなトピックとなっている。
リスクアセットは米バイデン大統領のキャピタルゲイン課税の話題から下落したこともビットコイン相場に影響したか。
テクニカルでは短期的な下落方向を示唆しており、引き続き40,000ドルに向かう展開を予想している。足元はファンディングレートがマイナスで推移しやすいことから、無闇なショートエントリーは控えておきたいところ。チャンスがきたタイミングで淡々とエントリーすることがベターか。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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