2021.4.9 暗号資産マーケットレポート【ビットコインは自律反発の動き】

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昨日のビットコイン相場は上昇。一昨日の急落から一転、下げ幅を取り戻す展開となった。リップルも調整安から再度高値を更新する展開となり、上昇の勢いが止まらない状況。仮想通貨市場全体が反発しており、引き続き大崩れするような気配は見られていない。

ビットコイン市場で度々注目される韓国のビットコイン価格が割高で推移する「キムチプレミアム」。一時は20%以上のプレミアムで推移していたが韓国市場で急落、その余波でビットコインはじめ仮想通貨市場が調整安となっていたとされていたが、一過性の内容だったことにより昨日は反発する動きとなったと考えられる。

ニュースとしては、米金融大手ステート・ストリートが仮想通貨サービスを検討している報道が出てきており、引き続き伝統的な金融機関が仮想通貨市場に参入する動きが伺える。また、足元急激な盛り上がりを見せるNFT市場にGMOグループが参入するということが話題となっており、Coincheckに次いで国内でも大手金融機関がNFTに興味を示している。

テクニカルでは一旦中心線まで反発しており、先日の急落が韓国市場の影響のみと考えた場合は60,000ドルの方向になる可能性の方が高いと見ている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12