昨日のビットコイン相場は上昇。一昨日の急落後、45,000ドル割れから51,000ドルまで上昇し下落分の半値戻しを達成した。アルトコインも総じて上昇しており、一旦は急落から自律反発のタイミングとなっている。
昨日は米ナスダック上場企業MicroStrategy社が約2万BTC(1,000億円相当)のビットコインを追加で購入しており、大口投資家が先日の急落の局面で買ってきていることがうかがえるデータが出ている。
一方、ビル・ゲイツ氏がビットコイン投資に注意を促しており、デジタル通貨は支持するものの、ビットコインについては理想とするデジタル通貨ではないという旨のコメントをしている。また、ブロックチェーンデータを基にマーケット動向を分析するグラスノードは、クジラと呼ばれる1,000BTC以上の保有者が減少しているとレポートで報告。
一概に利益確定からの減少とは言い切れないものの、足元の急落や大口保有者の減少を考えると短期的にはビットコインの上値の重さに繋がっているか。
テクニカルでは両方向に動く可能性があるが、まだ下落方向で視点は見ていきたい。米株が急落等してしまうとビットコインはつられやすい展開になりそうな状況であることや、まだロングポジションの巻き戻しが途中と捉えているため、ゆっくりを売りあがっていくトレードを行うべきか。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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