昨日のビットコイン相場は一時的に反発するも再度下落する動きに。自律反発によって36,000ドル付近まで上昇する動きを見えていたが、上昇も続かず、33,000ドル台まで軟化する動きとなっている。
一昨日の急落による調整によって投資家のセンチメントに変化がみられているか。イーサリアムも対ドルで1,000ドル台を回復しているが上値が重く推移。
1,000BTC以上の大口のBTC保有者のアドレスが増加しており、資本力のある投資家は先日の急落のタイミングで一部買ってきている様子。オプションでもプットコールレシオをチェックする限りかなりの強気な相場を投資家が予想しているため、月末にかけてまた上昇するのではないかとも思えるポジションとなっている。
米国市場はドル指数が下落方向で推移しており、ドル円は104円割れに突入。しかしドルが下落する過程でもビットコインが買われていない動きは去年と若干異なるか。
テクニカル分析では昨日の自律反発によって高値から急落後の半値戻しを達成。その後に下落しており綺麗な短期下落トレンドに入ってきているようなチャートとなっている。
本日は短期的には下方向での目線となり一旦先日つけた安値まで到達するかがポイント。ここを割れてくると25,000ドルが視野に入ってくるか。

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中島 翔
学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 【運営サイト】FXの車窓から

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