年末からのビットコイン相場は大幅上昇する動きに。年末あたりのレジスタンスラインが28,000ドル付近であったが、突破すると30,000ドルの大台の攻防となり30,000ドルを突破すると、短期のショートカバーを巻き込みつつオプションのデルタヘッジも出たのか大幅上昇。ここでは現物の買いも散見されており、先物主導ではなかったことが大きなポイントか。
オプション市場では1月29日exprireの52,000ドルのポジションが10,000BTC以上積まれていることから、個人投資家ではないフローが上方向で目線を向けていることが伺われる。しかしここから20,000ドル以上離れた位置のストライクであるため現段階で価格に影響を与えるものではない。
30,000ドルを超えると止まるところを知らず35,000ドルまでノンストップで駆け上がるような相場となり、一旦調整安から32,000ドル台半ばまで下落する動きとなっている。
1月3日にはイーサリアムが急騰しアルトコイン全体が上昇することからアルトコインのターンになるか注目。
ビットコインは30,000ドル付近あたりまでの調整は考えておくべきところだが上昇トレンドは継続しているためショートから入るのは難しい環境。1日の値幅が1,000ドル以上で動いている日が続いているため、ポジション量には十分に注意しつつ急落した場面の急反発はしっかりと取って行きたい。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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