買った後に加筆されていく「本」、ブロックチェーンを活用した電子書籍が販売開始へ

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ブロックチェーン技術の導入コンサルティングを行うBlockBase株式会社は2月28日、株式会社幻冬舎が運営するブロックチェーン専門メディア「あたらしい経済」編集部と共に、基礎技術としてブロックチェーン技術を活用した電子書籍コンテンツの販売プロジェクトを開始する。

BlockBaseはブロックチェーン技術の特性を活かした活用方法として2019年よりデジタルコンテンツをブロックチェーン上で発行されるトークンで管理を行う実証実験等を進めてきた。出版業界における電子書籍は一般化してきているものの、一般的には顧客は保有するのは、その「利用権」などであり、書籍の「所有権」などではなく、紙などを通じ出版される書籍等とは位置付けが異なる。また、出版業界には紙書籍が二次流通市場で転売された際に、その利益が著者や出版社に還元されないという課題もあった。

今回のプロジェクトでは、ブロックチェーン技術を活用し、読者が買った後にどんどんと加筆されていく「本(電子書籍)」が販売される。今回販売する第一弾作品は、「あたらしい経済」編集長の設楽悠介氏が執筆し、2月28日に株式会社プレジデント社から発売された書籍『「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書』の特別版である『加筆されていく「畳み人」という選択』だ。

今回の特別版電子書籍の購入には日本円もしくは暗号資産(仮想通貨)の一種であるEthereum(イーサリアム)による払込みが必要となる。また、この書籍の購入者は、ブロックチェーン技術を使ってその特別版電子書籍そのものを、他人へ譲渡、転売することが可能になり、転売された場合はその収益の一部が出版社、著者に配分される仕組みとなっている。

BlockBaseは今後、この取り組みを通じて本システムをより包括的なシステムとして開発し、書籍以外のコンテンツ、画像などの他のフォーマットでも管理可能なシステムへ昇華させていくという。また、デジタルコンテンツのNFT(Non Fungible Token)ではない建て付けでのブロックチェーンによる管理・配信に関する、法令面の整理を引き続き行う考えだ。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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