ビットコイン価格の降下は9月24日から始まり、翌日25日に7,660ドルに達したものの8,300ドル前後に最終的に落ち着いた。今年の7月あたりから1万ドル付近をキープしていたBTC価格が、ここにきて9月24日の1日で約15%も下落するというインシデントで投資家は一時、パニックに陥り大規模な売却となった。
BTC価格が下落始めると投資家にとって気分の良いものではない。このような心理状況をインデックス化した「Crypto Fear and Greed Index(CFGI)」という分析ツールがある。この度のBTC価格暴落時は、レベル12の「Extreme Fear・極度の恐怖」にカテゴライズされている。数字が小さくなればなるほど投資家の恐怖度の大きさを示し、購入のチャンスとも読み取れる。
ある専門家は前倒しを予測するためにOn-Balance-Volume(OBV)インジケーターに注目している。OBVインジケーターはトレンドが起こる前にボリューム量で兆候を知ることができ、分析に役立つ。8月以降BTCボリュームは1.75Mあたりをレジスタンスラインに、1.71M付近にサポートラインを平行に保っていた。この平行線がさらに大きく崩れ、ブレイクが起こった時点で、BTC暴落の価格変動が予想できたという。
他にもロング・ショート比において、BTC下落の兆候は提起されていた。BTC価格が降下する以前の比率ではショート率が高く、大量の売却の前触れを表していた。BTC価格下落に関しては様々な解析が行われる中、いまだ底を打っていないとする見解もあり、ロングで見るところのBTC価格は5万ドルを上回ると、楽観的な見方を示すトレーディングのベテランもいる。今後に注目したい。
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