昨日のビットコイン相場は上昇。引き続き急落からの反発が継続しており、52,000ドル付近まで回復する動きとなっているが、CMEの窓埋めが完了したこともあり、52,000ドル付近では上値が重く推移。
短期勢はファンディングレートでもあまり回復しておらず、長期的な大口投資家も売り時を探しているようなオンチェーンのデータが出ているため、引き続き強気で上を攻めることは難しいと判断している。現在は51,000ドル台前半から戻り売りで攻めている状況。
一方でイーサリアムは上方向で見ることができるため、イーサリアムはロングポジションを作るタイミングを図りたいと考えている。本日の目安は4,200ドルアンダーか。
仮想通貨市場全体として、オミクロン株の強さがあまり強くないのではないかとの思惑から楽観視するような動きが出てきており、株式市場が回復する中、仮想通貨市場も同じように上昇してきている動き。
仮想通貨市場のニュースとしてはナスダック・ストックホルムに仮想通貨ETNが上場していることや、日本でメタバース協会が発足したこと、仮想通貨取引所のジェミナイがコロンビア最大の銀行と提携したことが流れている。
米国市場は株式市場が続伸。オミクロン株の影響が軽微ではないかとの思惑から、一旦オミクロン株の発生により急落した分を取り戻す動きが継続している。しかし昨日は米国債金利が上昇しておらず、またドル円も113円台半ばあたりで伸び悩んでいることは気がかり。株式市場は足元の反発は新たな買いが入ってきているわけではなく、ショートカバー主導という短期的な動きであることは注意したいところ。
FOMCが控えていることもあり、FOMCでパウエル議長が早期の利上げに関して言及することになると株式市場は再度下落するタイミングも出てくることが予想されるため注意。一方で金利が上昇すると米ドルは上昇することから、FOMCまでは中期的なポジションは取りづらいか。
2年国債の金利は大幅上昇していることから米ドルが上昇してもおかしくないがあまり上昇していないことからも強気で見ることは難しい環境。また中国恒大のデフォルトリスクが残っており、12月にデフォルトとなると流動性が低下する中値動きが荒くなるため頭に入れておきたいところか。
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中島 翔
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