昨日のビットコイン相場は狭いレンジ内での動きが継続。

目立った動きも出ておらず、落ち着いた1日となっており、特にコメントするようなことはないか。チャート的にもビットコインは上にも下にも可能性がありそうな動きとなっているものの、長期的には上昇方向での視点は変えていないことから急落したら淡々と拾っていくスタンスを維持。
ビットコインよりはイーサリアムのチャートの方がまだロングを仕込みやすいような動きとなっているため、ビットコインよりはイーサリアムの方が短期的にトレードを行いやすいか。オンチェーンのデータでも特に変化は見られていない状況。
仮想通貨市場のニュースとしてはSECがウイズダムツリーのビットコイン現物ETFの申請を却下したことが出ている。
仮想通貨市場全体をみると、米国のテーパリング観測が高まる中、これまで緩和相場もビットコイン相場の上昇を支えていたところは否めないため、株式市場や債券市場のお金のフローが仮想通貨市場との相関にどのように影響を与えるのかはチェックしておきたいポイント。現在は株とビットコインの相関が夏場から高まっているため、足元は株価が急落するとビットコインも下落しやすいと判断していいが、影響を受けない場合もあるため注意。
米国市場は株式市場は反発。航空関連銘柄の上昇が顕著となる中、ハイテク関連銘柄の戻りは弱い動きとなっている。小型株は足元大きく下落していたものの、昨日は反発している動きに。しかし小型株のチャートが弱すぎる印象なため、小型株は買えないと判断して問題ないチャート形状となっている。
米国債金利も10年金利が1.44%まで反発、2年債もオミクロン株の発生後に急低下した金利幅を取り戻すかのような動きとなっており、早期利上げ観測を織り込みにいく動きが強まっている様子。しかしまだオミクロン株の影響が見えないこともあり、昨日の反発だけで再度上昇トレンドに入ると考えるのは時期尚早と言えるだろう。
ドル円も113円台前半で上値が重い推移が継続しており米ドルの上値が重いことも判断できないと思う一つの材料となっており、ドル円は短期的な方向性を予想するのは難しく、1円以上の急落を見せたタイミングでは買っていってもいいかとは考えている程度。
日経平均株価も28,000円を割れてから戻りも弱く推移しており、日本は水際対策を強化していることから、まだ警戒心が高まっている状況。昨日の反発を見て安心して株を買っていくことは控えた方がいいだろう。
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中島 翔

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