2021.11.16 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは上昇分を吐き出す展開】

※ このページには広告・PRが含まれています

昨日のビットコイン相場は上昇幅を吐き出す展開に。先週の65,000ドル付近の高値を突破し66,000ドル付近まで上昇していたビットコインだが、テスラ株の下落に連れ安となったのか63,000ドルを一時割れるような動きに。

仮想通貨市場全体も主要なアルトコイン含めて下落しており、全体的に上値の重い展開が継続。

ビットコインは年末に100,000ドルの予想を予想を声もあるが、短期的には弱い地合いとなっている。ファンディングレートでも大きくポジティブな状況から一旦ネガティブに突っ込みかけているところもあり警戒感を持っておいた方がいいか。オンチェーンでは弱い雰囲気はないため中長期的には下落するような動きにはならないと想定していることから、どこで拾っていくかがポイントとなりそう。ビットコインは一旦ロング損切りを行っており、再度どこでロングするか検討。

イーサリアムも上値が重く短期的なサポートラインを割れてきており、テクニカルとしてはトレンドは短期的にどちらに行ってもおかしくなくなってきており、一旦ビットコインや主要アルトコイン含めて本日は無理に取引をしないことが賢明と考えている。

米国市場は大きな値動きなく推移。株式市場はテスラ株が売られる中、短期的には利益確定が優勢となっており、米国株の上値は重い状況。年末までのサマーラリーは継続するとの見方もまだ強いものの、個人的には正直今のタイミングで強気にはなれないと考えている。

米国債金利は10年金利で1.61%付近まで上昇しておりドル円は米ドル主導で114円台を回復。円ショートの枚数も若干ながら減少しているが、それでもまだ高水準を先週金曜日時点で維持しているため、114円台後半からのショート目線は変えていない。米国債金利のショートは引き続き1.65%-1.70%をターゲットとしてポジションを持っている状況。

日経平均株価は引き続き30,000円方向の目線は維持しており、ポジションは保有中。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12