昨日のビットコイン相場は瞬間的に60,000ドルまで急落するも、切り返し63,000ドル台を回復する動き。
注目されたFOMCは予想通り11月からのテーパリングを開始するとして国債買い入れを月額100億ドル、MBSも50億ドル縮小すると発表したが、インフレ高は一過性と判断しており、速いペースでの利上げは必要ないとの見通しを示したことで、マーケットはハト派的な内容と受け止めた。
FOMCを受けてビットコインは3,000ドル弱の下落を瞬間的に見せるも一時的な動きとなり、急反発し下落幅を一瞬で取り戻す展開。
一旦重要なFOMCを通過したことやパウエル議長のバランスの取れたコメントのおかげで株式市場も落ち着いており、ビットコイン相場には可もなく不可もなくという状況となっている。
見通しは変わらずビットコインは下記チャートの赤色のラインで昨日も下落は止まっており、引き続き59,000ドル-60,000ドルをサポートと考えてロング目線は継続。

しかし、ファンディングコストを見ながらプラス圏が拡大しつつチャートが下落する動きが継続した場合は一旦撤退する予定で、本日は上値の重さを意識しながらのトレードとなりそう。
また昨日はSOLやETH、DOTが最高値を更新している。
仮想通貨市場のニュースとしては、仮想通貨決済の推進派であるエリック・アダム氏がニューヨーク市長選当選したことやマイアミ市長が給料をビットコインで受け取るというような話題が出ている。
米国市場はFOMCを受けてハト派な内容から上昇する展開。
NYダウは4営業日続伸となった。
FOMCを受けて金利カーブもスティープ化し、短期金利と比較して中長期金利の上昇が進んだ1日となった。
マーケットは2022年下期に利上げを2回すると予想されており、今後はいつのタイミングで利上げを行ってくるかに焦点が当たるか。
ドル円は114円台を回復しており、一旦は115円方向に進むと考えてポジションを構築。
雇用統計を控えていることもあるが、雇用統計で一旦下落する場面があればロング目線で拾っていく予定。
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中島 翔

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