昨日のマーケットは米国市場が休場の中、欧州市場では割安銘柄が物色される動きとなり、欧州株式市場は大幅上昇。先物市場でも米国株、日本株ともに上昇する動きとなった。
昨日は米国でバイデン大統領が今週中に対中関税を一部撤廃する可能性が報じられており、資源国通貨が反応する動きに。中国への対中関税撤廃によってコモディティの需要が高まる可能性があることから、コモディティ関連も上昇する動きとなった。コモディティ価格が上昇すると資源国にはプラスの材料となるため、豪ドルや南アフリカランドにはいい影響を与えるか。
ドル円は株式市場が総じて堅調な中、円売り圧力が高まり、ドル円は135円台後半まで上昇する動きとなっている。
日経平均株価も欧州株の上昇によって本日は上昇する動きでスタートしているが、今週は引き続き上値が重い展開となる可能性が高いと想定しており、27,000円付近まで上昇する局面があれば、ショート方向でエントリーしていきたいと考えている。
仮想通貨市場は株式市場が上昇する動きとなる中で、連れ高となり上昇。ビットコインも20,000ドル台を回復しているが、まだ上方向に決めるような動きでもないため、レンジ内の動きという判断がいいだろう。
ビットコインのレバレッジレシオは再度上昇傾向となっており、価格がそこまで上昇していない中、レバレッジレシオが再度最高値を更新すると、少し嫌な展開も想定しておかないといけないという印象を持っている。
また5月あたりからイーサリアムの仮想通貨取引所への流入が続いており、この辺りが上値の重さの材料の一つとなっていると考えられることから、イーサリアムに関してはこの取引所へのフロー動向というのはチェックしておきたいところか。
仮想通貨市場のニュースでは、中国の10億人分の個人情報を2,700万円相当のビットコインで売却するとの提示がハッカーからされているというニュースがあり、話題ととなっている。
現在のポジションはユーロドルロングを追加で増やしている状況。
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中島 翔
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