2022.4.15 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは40,000ドルを挟んだ展開に】

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昨日のビットコイン相場は反発するも継続せず反落する展開。引き続き40,000ドルを挟んだ展開となっている。年初からのトレンドは下落トレンドが継続しており、上値が重い状況が変わらず。

資金調達率も再度マイナス方向に転換しており、短期的に一旦下を狙いに行くようなチャート形状をしていることから、一旦は安値模索になりそうな動きとなっている。

チャートでみると38,000ドルは見ておかないと行けない状況となっているため指値を置いて様子見姿勢。ポジションは40,000ドル台後半でロングエントリーしたが、一旦建値撤退となっており、利益はでず。

仮想通貨市場全体のニュースとしては、イーロン・マスク氏がTwitter社に買収提案をしたというニュースが出ている。またマイクロストラテジーがビットコインの買い増しに言及しているが、価格の底堅さにはあまり繋がっていない状況。

米国市場は株式市場が下落。ハイテク関連は大幅下落しており、NASDAQは2%超の下落を見せている。

米国債金利は上昇する中、特に10年金利は2.8%を超える動きとなっており、ドル円も再度ドル高に支えられて126円台に突入。

昨日はECBで政策金利は据え置かれており、コメントもハト派な姿勢となったことでユーロが大幅下落。ユーロドルが下落しており、ユーロの下落が米ドルに寄与した格好にも見える。7月あたりまで利上げはない可能性の見通しが強まっており、金融政策に開きが生じている状況。

ユーロドルはECBの姿勢からロングで攻めにくくなっている。ポジションはFXは特に保有しておらずドル円は押し目で入れなかったため静観姿勢。日経はショートを保有しておりNASDAQショートも引き続き保有している。豪ドル円はまだロングで攻めれないため静観しているが、しっかりと押した局面では攻めていきたい状況。コモディティは中期的に底堅く推移するためコモディティの下落もポジションとしては攻めやすいか。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12