昨日のビットコイン相場は下落。42,000ドル台で朝方推移していたビットコインだが、綺麗な右肩下がりのチャートを描きなら淡々と下落しており、40,000ドル割れの水準にまで到達。チャートをみると大口がしっかりと売りに来たような形状となっており、買い向かいにくいような動きとなった。
仮想通貨市場全体も総じて下落しており、昨日は株式市場に連動していたようにも見える。一方で相関関係は足元弱まっており、そこまで株式市場との連動を意識する必要はないか。大きなニュースも出ていないため話題となるものは特になし。
足元取引所の24時間のポジションの傾きはほぼショート優勢となっており、短期的には40,000ドルを割れてきているため買い戻しが入ってもおかしくない状況。
ロングもある程度清算されていることが確認できるため、一旦41,000ドル付近で損切りを行い、短期的に39,600ドル付近のロングを改めて保有中。
米国市場は株式市場が下落。NYダウも下落しており、NASDAQは続落する展開に。ハイテク関連は引き続き弱く、インフレ対応のための利上げ見通しが大きく高まる中、株式市場に影響が出始めている。
米国債金利も10年金利が2.81%まで上昇しており、ドル円は金利上昇を背景に上昇が継続する中、ドル円は125円台後半まで一時上昇。財務省からは「為替動向を注視している」との若干の牽制も見られ始めているが、ドル円の上昇を止める材料とはならないとマーケットは認識している。
円を買う材料が皆無な中では円安をどこまで要因するかどうか次第となっている状況。また個人的に気になっているのが、アメリカの住宅金利が変動金利で5%を超えてきているという点。昨日NY連銀のインフレ見通しも1年物は過去最高となっており、悲観的な見方が消費者でも強まってきている中で、住宅市場も売れなくなってきていることから、改めて住宅市場からの株式市場に波及という経路は考えておいた方がいいかもしれない。
またハト派で知られているシカゴ連銀エバンス総裁も5月に0.5%の利上げが濃厚と発言していることからFRB内はタカ派一色となっている様子であり、利上げ織り込みを見ながらドルや株式市場はチェックしておいた方がいいだろう。
ポジションはドル円のロングを継続しており、日経平均のショートは昨日日中にエントリーし本日寄り付きで利益確定。NASDAQショートは昨日NY時間に利益確定している。
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中島 翔
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