先週末のビットコイン相場は金曜日反発する地合いが継続し一時40,000ドルを突破する場面が見られたものの、週末は38,000ドルから40,000ドルの間での推移に。
日曜日にプーチン大統領が核兵器利用の可能性をしたことによって38,000ドルを割れる水準まで下落しており、引き続きロシア情勢で一喜一憂している状況が継続している。仮想通貨市場全体も上値が重い状況の中、唯一LUNAが上昇していることが目立っていた値動き。
ビットコインは週明け40,000ドルで一旦止められていることもあるため、本日ロングでエントリーは控えておきたい環境。先週までは先週の安値である34,000ドル付近をバックにロングを積んでいく予定とコメントしたが、少しエントリーのタイミングを下方向に全体的にずらしている。
オプション市場でも引き続きコールオプションの取引量が増加しており、40,000ドル以上の方向を見ている投資家が増加していることはポイント。
中長期的なロング方向の目線は変えていないが、指値を35,000ドル付近から買い下がりの目線で見ている。指値が通らなくても問題なく、上方向で推移するようになれば押し目で淡々と買っていく予定。
米国市場は株式市場が大幅上昇。NYダウは+834ドルで2.5%高と久しぶりに大幅上昇する動きとなっている。
背景としては一時停戦方向で週末進むのではないかとの思惑もあったことや、ロシアウクライナ情勢が影響して利上げのスピードも早くならないとの思惑も入ったのかもしれないが、土日のニュースで状況が変わっているため、情勢は一変したと考える方が賢明だろう。
本日朝方の値動きでは日経平均株価も大きく窓空けで下落しており、ゴールドが急騰、ロシアルーブルも急落と週末のニュースを織り込むような形となっており、本日下落したからと行って株を買いに行くのはまだ時期尚早と判断している。特にロシアのSWIFTからの除外は、中央銀行まで行った場合金融市場の核爆弾と同じ意味合いを持っており、国際送金が一切できなくなると言っても過言ではない。そのため中央銀行まで除外した場合はロシアを破綻に追い込むような影響を与えるため、国際経済には大きなインパクトになるだろう。
週明けはどのような動きになるか全くわからないため、このようなタイミングで無理にエントリーをしなくていいと考えている。
日経平均株価も朝方一旦利食いをしようとしたが失敗しているため、ほぼエントリーのコストあたりで朝方撤退。戦略としては豪ドルの強さが目立っているため、今週は豪ドルを中心に組み立てたいと考えており、ドルインデックスが高値に位置していることから、米ドルショートの豪ドルロングはありかと考えている。しかし有事の際には米ドルが買われるため、チャート次第というところ。
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中島 翔
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