2022.2.16 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは再度46,000ドル試しとなるか】

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昨日のビットコイン相場は上昇。東京時間にビットコインが珍しく上昇する動きとなっており、特に上昇に大きな理由はなく、短期的な43,000ドルのレジスタンスラインを抜けた動きという程度か。

米国時間でもロシア軍が一部軍隊を撤退する動きが出ているとの報道を好感し、株式市場が上昇する中、仮想通貨市場の堅調な展開に。

不思議なのはこれまで株式市場の下落には素直に反応していた仮想通貨市場だったが、今回の株高のタイミングではそこまで仮想通貨市場が上昇しなかったこと。もう少し上昇してもいいかと思ったが勢いづくような動きとはならなかった。

しかし引き続きレポートでも何度も記載しているように、ビットコイン含めてチャートからもオンチェーンからも強気の姿勢でトレードしてもいいと考えているため、一旦は43,000ドル超えからのロングはエントリー中。ストップは43,000ドル割れの水準で設定している。

仮想通貨市場のニュースとしては、ウォーレンバフェットがブラジルのネオバンクに10億ドル投資しており、これまでビットコインに懐疑的だった大物投資家も仮想通貨に対してのスタンスに変化が出てきているか。

オプション市場でも3月満期の50,000ドル辺りのコールオプションが買われている様子が足元見えてきており、60,000ドルあたりも長期的には物色されている様子。ロシアとウクライナが戦争モードに戻らない限りはロングで問題ないだろう。46,000ドルを突破したら、50,000ドルが見えてくるため少し我慢して保有する予定。

米国市場はロシアとウクライナの緊張緩和期待から株式市場は大幅上昇。金利も10年金利で2.05%まで上昇しているが、昨日はドルインデックスが下落。

ドル円も株安からの円安とドル安に板挟みとなり、115円台半ばから後半で推移している。ユーロドルは上昇する動きとなっており、足元売られていた動きに短期的な買い戻しが入っている様子。

原油も1バレル90台まで大幅下落してきており、一旦緊張緩和を期待する動きとなったが、報道ではまだ緩和が取れたわけではないとの見方もあるため、何かある可能性は頭に入れておきたいところ。

また、個人的にはあまりにも債券市場がFRBのタカ派スタンスを織り込み過ぎていると考えているため、2年債あたりはここから金利上昇というのは臨みにくいと判断。

ドル円は引き続き115円アンダーからのエントリーで待ち構えている姿勢に変わりはない。ロシア問題が完全に解決したわけではないため、インデックスでのトレードは静観姿勢。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12