先週末のビットコイン相場は金曜日一時46,000ドル付近まで上昇するも、ロシアとウクライナ情勢の緊迫感の高まりから株式市場が大幅下落。ビットコインも連れ安の展開となり42,000ドル付近まで下落する動きとなった。
週末は42,000ドル付近で動意に乏しい展開となっており、横ばいでの推移が継続。仮想通貨市場全体でも同じような動きとなっており、引き続き株式市場を睨みながらの展開となるか。
ファンディングコストをみても再度マイナス圏に突入してきており短期的にはショートポジションが少し溜まってきているようにも見えるが、オンチェーンをみると取引所の残高が大幅に減少していており、ハッシュレートが急騰している等ここから更なる下落があるかと言われると個人的には心配しなくてもいいかと考えている。またレバレッジレシオも一旦落ち着きを見せる中過度な急落を懸念する必要性は無くなってきている様子。
戦略としては変えておらず押し目をロングで狙っていく方針。現在の水準で若干ロングを作りつつ、フィボナッチでみると41,000ドル付近までの押し目を作ってもおかしくないないため、その辺りでもう一段待ち構えておく戦略を取っている。43,000ドルを超えてくれば45,000ドルが見えてくるため、本日はその水準感を注視したいところ。
ロシアとの戦争があった場合は一旦すぐに決済して、急落時を取り逃がさないようにしたい。そのため36,000ドルから1,000ドル単位で細かく指値を別途置いている。刺さればラッキー程度なので下ヒゲキャッチができればという印象。
米国市場は株式市場が大幅安の展開。ロシアがウクライナに侵攻するとの思惑が高まっており、リスクオフの展開となった。米国債金利も10年金利が1.91%まで0.1%以上の低下を見せており、VIX指数も一時30以上の水準まで上昇。円高圧力の強まりからドル円も115円付近まで大幅下落しており、ドル円は上値が重くなりやすい地合いが続きそうな印象。
今週はロシア、ウクライナ問題も佳境を迎える可能性があるため、株式市場も上値が重くなりやすいか。
戦略としてはイベントリスクがある場合はエントリーすべきではないため、個人的には今はあまり触りたくない印象。短期でエントリーする可能性はあるが、どこかで株式市場は拾っていきたいスタンスのため、急落があると嬉しいというフェーズ。
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中島 翔
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