先週末のビットコイン相場は大幅上昇する動きに。
金曜日にアメリカの雇用統計が発表され、予想対比良好な数字が公表されたことから米国債金利が上昇し、株価は一旦下落する動きにビットコインも連れ安のような反応を示したが、その後、株価は堅調な展開となる中でビットコインも上値を試す動きとなり、40,000ドルを回復。週末は押し目という押し目もなく、41,000ドル台で推移し、本日朝方に42,0000ドルを突破する動きとなっている。
39,000ドルから40,0000ドル付近の短期的なショートがショートカバーで踏まされており、買い圧力に繋がった様子。精算データを見てもわかるとおりショートカバーが起きていることがわかるためご覧いただければと思う。
その後チャートを見てもショートで攻めにくい環境下、押し目もないため上にいくしかないというようなチャート形状となっており、とてもわかりやすい動きとなっている。仮想通貨市場全体も上昇してきており、ビットコインを中心に全体的にフローが戻ってきているため、短期的にはこのトレンドには乗っていきたいところ。
現在ビットコインは先週コメントした通り、中期的なポジションでロングを作りつつ、日曜日にも追加でレバレッジをある程度かけて短期的なロングポジションを構築済み。ターゲットは43,000ドルから45,000ドルを意識している。ファンディングコストをみると引き続きショートが優勢のような状況が継続しているため、まだショートカバーが起こる可能性があると考えており、個人的には安心して短期的なロングを構築している。
米国市場は注目された米国雇用統計で予想対比良好な数字となったことで米国債金利は上昇、米ドル高の動きとなりドル円も115円台前半まで回復する動き。
雇用統計の内容は非農業部門雇用者数が前月比46.7万人増となり、予想の12.5万人を大幅に上回る数字。昨年12月と11月も上向きに修正され、平均時給は前月比0.7%増と2020年12月以来の大きな増加率となり、労働参加率も62.2%と前回の61.9%から上昇していることからも、総じて良好と言える結果となった。
またアマゾンの決算発表良好だったことを受けてNASDAQ等ハイテク関連銘柄が上昇する動きとなったようで、株価も金利上昇に対しては堅調な動きとなっている。
ポジションとしては日経平均株価は戻り売りで臨みたいと考えており、27,000円台半ばから後半にかけてショートポジションを考えており、ドル円に関しては115円付近からの押し目を考えている。
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中島 翔
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