昨日のビットコイン相場は37,000ドルを挟んだ展開に終始。
仮想通貨市場全体も特に目新しい動きもなく、特にコメントすることはないか。仮想通貨取引所の現物の残高が足元流入傾向が見られており、現物で売りを出したいプレイヤーが増えている可能性があることは注意。
大口のビットコイン保有者の動向も1月は減少傾向にあったため、大口がしっかりと投げ始めてしまうと相場が崩れる可能性があることから、短期と長期のポジションはチェックしておきたいところ。
仮想通貨市場のニュースとしては、トークンブリッジの機能を持っているWormholeから12ETHの流出が報道され、市場心理に少し冷や水を浴びせる格好となった。また、日本では任天堂がNFT活用を検討しているとのコメントを決算報告で行っており、日本でも足元のNFTの盛り上がりに乗っていくような動きが企業の動きとしてみられる。
米国市場は株式市場が大幅下落。アメリカのMeta(Facebook)の決算はあまりにも悪い結果となり、株価は25%以上の急落を見せたことで株式市場全体のセンチメントに影響した。米国債金利は欧州金利が上昇する中、10年金利は1.83%まで上昇しているものの、欧州通貨の上昇が強かったためドルインデックスは下落する動きに。
昨日イギリスではBOEが25bpの利上げを行い、BOEのメンバーでは4人が50bpの利上げも提案していたことから、イギリスのタカ派姿勢が確認された格好に。ECBは利上げは行わなかったものの、今後年内の利上げの可能性を示唆していることからユーロが大幅上昇。イギリスポンドも上昇しており、欧州勢が利上げスタンスに大きく傾いてくる場合はアメリカのFRBも更に利上げスタンスを強めてくるか注目されている。
本日はアメリカの雇用統計があるが、個人的にはある程度数字が悪くなる可能性があることをFRBのメンバーも示唆しており、利上げ見通しが弱まるような数字が出てくる可能性があると考えている。
ドル円は115円台前半で利益確定する予定で待っている状況。
日経平均株価はコメント通り27,000円ちょうどで指値を入れていたため、夜中決済されており、NASDAQのショートは14,000ドル台前半で利益確定を行う予定。
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中島 翔
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