先週末のビットコイン相場は38,000ドルを挟んだ展開が継続。値動きが全く出ておらず、静かな週末となっている。

一方で、LUNAでは関わっていた人物がスキャムを行なっていたことで大きく下落しており、年末の100ドル超えから足元は40ドル台後半と高値から半値以下の水準まで下落してきている。仮想通貨市場全体でも、フローがビットコインやイーサリアムというメジャーな仮想通貨に資金が再度流れてきている印象で、アルトコインが弱含みしているというのがみて取れる。
トレード戦略は変えておらず、一旦は上昇はしていないもののテーパリングからの株式市場に連れ安の動きは一旦落ち着いていると考え、ロングポジションを保有中。34,000ドルのサポートを意識しながらシンプルにリスク管理を徹底しつつのポジション繰りを行なっている。
仮想通貨市場のニュースとしては、アメリカのアリゾナ州でビットコインの法定通貨の法案が提出されたことやベルギーの議員が2022年の給与全額をビットコインで受け取るというような話題が出ている。
米国市場は株式市場が久しぶりに大幅反発。アップルの決算が良好だったことも影響したのか特にハイテク関連の反発が目立った。NASDAQは3%以上の大幅高となっており、月末の調整も含めてフローが入ったものと思われる。
経済指標はコアPCEデフレーターも38年ぶりの高い伸びを記録していたが、ミシガン消費者マインド指数は低調な結果となり、労働コスト指数も予想外に鈍化したことから一旦落ち着いた格好となったか。
米国債金利も10年債金利は1.78%まで低下しているものの、米ドルはそこまで下落せず。ドル円は株高となっていたが、円安方向に強ま動きはなく115円台前半での動きが継続した。
トレード戦略としては目線は変えておらず、日経平均株価は戻り売りのスタンスを維持。27,000円付近まで上昇する場面があれば手前でショートエントリーしながら26,000円台前半から半ばでの利益確定を考えている。
ドル円は114円台後半まで下落するタイミングを見てからロングエントリーを行いたい。
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中島 翔

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