昨日のビットコイン相場は36,000ドルから37,000ドルでのレンジ相場。大きな値動きもなく、値固めをするような地合いになってきている。
ビットコインは34,000ドルが再度サポートラインになると想定されるため、その辺りまではロング目線で維持。38,000ドルを超えたら40,000ドルが短期的に見えてくるようなチャートのため、ショートエントリーは行わないようにしつつ、押し目を細かくとるようなスタンスでいいか。
現在アメリカで仮想通貨に関しての大統領令が公布されようとしている動きがあることや、IMFがエルサルバドルでビットコインの法定通貨を禁止するよう要請が入っている等、ネガティブになりそうなニュースもあることから注意したいところだが、時間軸から考えてもそろそろ反転してもおかしくない時期だろう。
アルトコインも総じて下落基調が継続しており、それぞれの通貨で選定されているというよりは、今は金融引き締めの流れからの売りが強まっている地合いなので、これがいつ反転するかに注目しておいたほうがいい。まずは注目されているFOMCまでは仕掛けないほうがいいだろう。
米国市場は3指数が揃って下落。FOMC待ちの様相の中、ハイテク関連を中心にかなり弱い地合いに。日経平均株価も27,000円割れの水準まで下落してきており、株式市場は弱い地合いが継続している。一方で金利上昇が一旦止まりつつあり、米国債の入札も堅調な結果に終わっていることから、一旦はこの金利水準では買い目線で持っている投資家もいる様子。
ドル円は株価が下落する中でも案外堅調な地合いとなっており113円台後半で狭いレンジが継続。
FOMCで更なる政策金利の引き上げを感じさせるような結果となればさらに株価の下落は避けられないが、個人的には現状織り込んでいる以上のものは出ないのではないかという印象を持っている。FOMCもあるため、一旦トレード戦略はFOMCをみてからで考えたい。
個人的に気になっているのは、米国債2年金利と10年金利のスプレッドがこれまで利上げが行われる局面で一番タイトであるということ。この金利差がどのようにFOMC後に変化するかも注視しておきたい。
焦ってエントリーを行っても負けることが多いため無駄なエントリーはみなさん行わないようにしよう。
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中島 翔
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