昨日のマーケットは株式市場はマチマチな展開。NYダウが下落する中で、短期金利が低下したことでNASDAQは上昇する動きとなった。
昨日はゴールドマンサックスグループの決算が発表され、予想を下回る結果となったものの、モルガン・スタンレーは上昇する動きとなった。
昨日発表されたNY連銀製造業景況感指数は2020年5月以来の低水準となり、1月は-32.9と前月の-22ポイントから大きく低下している。
アメリカの労働市場を占う上でindeedの求人情報が役に立つと言われているが、現在求人からの収益は低下しており、労働市場が緩みかけていることがわかる。
アメリカのJOLTSと併せて見るといいだろう。
またユーロ圏ではブルームバーグがECBが将来的な利下げを検討との報道も出ており、ユーロが下落。
ドル円は128円台を維持しており、日銀政策会合待ちの状況となっている。
本日は既にマーケットでは日銀の政策変更を織り込みにいくようなショートポジションが積み上がっており、万が一何もなしということになれば一旦先物市場では一気に買い戻される可能性があるため、金利は低下し、ドル円はショートが積まれていることから買い戻しを余儀なくされるだろう。
また0.25%程度の引き上げとなった場合も一旦ドル円は下落方向で推移するだろうが、買い戻しのフローが出やすい環境であるため、下にいってこいになる可能性も否定できない。色々な可能性が今回あるため、あまり大きなポジションを作っておくことはしない方がいいだろう。
仮想通貨市場は大きな変動なく推移。
ビットコインはまだ機関投資家の買いが集まっていないことが確認されており、やはり足元上昇したのは個人投資家の買い戻しがメインとなっていることがわかることから、機関投資家が再度参入してくるとマーケットの雰囲気も変化してくるだろう。
ニュースではcoincheckの親会社であるマネックスホールディングスが、FTX Japanの買収に関して興味を示しているということが話題となっている。
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中島 翔
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