昨日のビットコイン相場は反発する動き。一時40,000ドルを割れていたが、短期的なショートカバーを巻き込み反発する動きとなった。

反発して推移する中43,000ドルを一時突破するなど買いが入っているというよりは、短期プレイヤーの動きで変化していることが見て取れる。イーサリアムに関しても3,200ドル台を回復しており、仮想通貨市場全体に短期的な戻し局面に入っていると捉えることも可能か。
足元は米国の利上げ織り込みから株価が急落し、リスクアセットに連れ安となったビットコインだが、米国の利上げが織り込まれる中、株価が反発する過程で昨日の動きとなってきており、そろそろ反発してもおかしくない局面と考えている。
中長期的なプレイヤーはこの下落局面でポジションを積み増しており、足元の下落は短期勢の売りがメインフローとなっていることがポイント。短期勢のショートは決済までのスピードも速いため、一旦は45,000ドル付近までの反発は想定しておきたいと考えている。
米国市場は3指数が揃って上昇。昨日はパウエル議長が上院の公聴会で発言を行い、インフレ抑制のために躊躇なく行動するというコメントを出しており、年来にバランスシート縮小する可能性が高いことも発言した。追加利上げに関しても行う可能性はあると示しており、足元のタカ派的なスタンスを維持しつつもマーケットに配慮したコメントになったことからバランスが取れた内容となったと評価されている。
足元はマーケットも利上げを織り込んできており、米国債金利の上昇も一旦はストップ。
ドルインデックスも下落する中ドル円は一時115円台半ばまで上昇したものの、再度115円台前半に落ち着いてきている。
ドル円は予定通り115円台半ばで一旦利益確定を行い、再度エントリーのタイミングを模索中。ユーロドルは短期的なロングを構築しており、1.1400ドル台前半をターゲットにエントリーしており、ストップも浅めに設定している。
本日米国時間にCPIが発表されるため注目。物価指数の上昇がどのような動きになるかによって金利が動き、株式市場に波及するためチェックしておきたい。
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中島 翔

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