昨日のビットコイン相場は急落する展開に。重要な節目となっていた40,000ドル台半ばのサポートラインを割り込み、一時39,500ドル付近までストップロスを巻き込み急落。しかしその後NY市場の後場の株価が反発する中でビットコインも短期的なロング勢のフローが入り41,000ドル台を回復する動きとなっている。
チャートでは重要な節目を抜けてきており、オンチェーンでみると中長期的な売り圧力は減少、短期的なロングのストップロスが継続して発生している。そろそろ底打ちをしそうな数字がで始めているが、金利上昇、テーパリング等の引き締め方向の流れを受けた動きが続いており、もう一度下をトライするか注目。
短期的にロングでエントリーしたものは一旦損切りを行い、40,000ドルちょうどで再度ロングエントリー。42,000ドルあたりで利益確定するようなイメージで保有している。
アルトコインも全体的に下落する動きが継続しており、イーサリアムも3,000ドル割れの水準に達する動きとなっているため、強気には今はなれない環境。
ビットコインのセンチメントは極端な弱気の状態に入ってきていることからここから下も攻めにくいため、ショートでのエントリーはリスクリワードを考えると厳禁。
米国市場は前場株式市場が下落するも後場にかけて持ち直し下落幅を埋める展開に。NASDAQが急落する動きとなっていたが、結局プラス圏で引けており、値動きの荒い展開が続いている。
米国債金利も一時1.80%を突破していたが、その後1.75%まで低下しており、金利が上昇すると株価が下落するような動きとなってきている。これはマーケットが年内の利上げについて4回行うのではないかという雰囲気が出てきていることが理由としてあり、金利が上昇する場面では株価は下落しやすい環境と認識しておきたい。
ドル円は115円台前半での推移。
一時115円付近まで下落したため、ロングエントリーしているが、115円台半ばで一旦利益確定の予定。米国株はShiller PE Ratioがかなりの割高水準に近づきつつあり、ロングで攻めずショートを基本として攻めることが必要と認識している。
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中島 翔
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