昨日のビットコイン相場は下落。47,000ドル台で上値が重く推移していたビットコインだが、その後45,000ドル台半ばまで下落しており、サポートラインを再度トライする動きに。しかし45,000ドル台では買いのフローが散見され、46,000ドル台半ばを回復する動きとなっている。
リスクアセットが堅調に推移する中、ビットコインだけは少し逆方向で動いていたのが気になるところ。単体で売られているような印象もあるため、引き続き下値模索する方向で短期的には警戒しておきたい。
ドミナンスチャートで見るとビットコインは久しぶりに40%付近まで低下しており、仮想通貨市場全体でもビットコインではなくアルトコインにフローが向かっていることが伺える。
40%付近でこれまで反発してきていることから、ここでビットコインに再度フローが戻ってくるのかポイント。46,000ドル付近の強いサポートラインは現状機能しているものの、短期のレバレッジ勢のポジションが大きいことから、短期勢のロングが一掃して一旦下ヒゲをつけるような動きをする可能性があると考えている。
足元は全体的に小幅な値動きに留まっており通貨別に変わった動きはなく推移。今日あたりから徐々にフローが戻ってくると考えられるため、小さなボラティリティから拡大する局面になっていくか注目。
米国市場は3指数が揃って上昇。年初のスタートは幸先のいいスタートとなっており、今年の利上げが見込まれる中米国株を強気にみる投資家は多い様子。
10年金利も1.60%台まで上昇してきており、ドル円も115円台前半で若干円安方向での推移が継続した。
日経平均株価は本日29,000円を回復しているが、年初のご祝儀相場が発生した後上値は重くなりやすいと考えている。
日本でも徐々にオミクロン株の感染者が増加してきていることもあり、2月あたりにピークがくる可能性が指摘されていることを考えると、1月で上昇したタイミングではショートを構築する絶好のタイミングか。
FXでのポイントは欧州の金融政策が緩和相場を継続する中、米国は利上げ方向という明確な政策の違いが出ているため、ユーロドルは取引しやすいと考えている。ユーロドルは1.1600ドル台あたりまでショートカバーが発生したらショートエントリーで入っていく予定。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 地球環境を守る新たな金融支援、GX経済移行債の役割とは? - 2024年4月5日
- トランジションボンド/ローン、環境への投資を促進するファイナンス手段 - 2024年4月2日
- SDGs債の新潮流、サステナビリティ・リンク・ボンドと発行事例を解説 - 2024年4月2日
- 環境意識高い投資の始め方、グリーンボンドの基本と国内実用例 - 2024年3月29日
- 地方銀行が推進する環境サステナビリティとグリーンファイナンス - 2024年3月29日