アジアを中心に仮想通貨を研究するジョイス・ヤング氏は、ポッドキャスト上でBTCが中国全体にもたらした影響に関する自身の見解を話した。4月22日、仮想通貨関連情報サイト「AMBCRYPTO」が伝えた。
ジョイス・ヤング氏は、ハーバード大学卒業後に中国の北京に母体を置く大手投資銀行CICC(中国国際金融)のニューヨーク支社で働いた経験を持つ。仕事をする内に、言語による障壁や国民への限定的な情報開示によって中国経済が孤立していることに気づく。同氏は、仮想通貨市場に関与する50%以上が中国系組織であり、情報収拾をしやすいと判断したことから、アジアを中心とした仮想通貨エコシステムを研究する会社Global Coin Researchを設立した。
ジョイス・ヤング氏はポッドキャスト上で、中国内でビットコインへの関心が高まった理由として、市場価格が高騰したこと、迅速に利益を上げる投機対象として大衆が注目したこと、を挙げた。
中国でビットコインが人気である背景には、中国人が政府を信頼していないという事実にあることや国内通貨の元の世界市場での価値を疑っていることがあると述べる。そのため中国人は、米ドルにペッグした通貨やステーブルコインを資産として持つことを望んでいるという。
【参照記事】Bitcoin [BTC] gained popularity in China because it offered ‘a quick profit’, says Joyce Yang
【参照URL】Off the Chain
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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