七十七銀、鉄道建設・運輸施設整備支援機構発行のサステナビリティボンド100億円購入

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仙台市の大手地銀である株式会社七十七銀行は5月28日、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)が発行したサステナビリティボンド(発行額100億円、年限10年)を購入したと発表した。サステナビリティボンドは、環境負荷の低減を通じた環境改善や社会問題の解決などに資する事業への投資を目的に、国際資本市場協会が定めるガイドライン」などに則って発行された債券。資金は同機構の環境負荷の低減や交通インフラの整備などに使われる。

同行は独自の「社会貢献活動の基本方針」にもとづき、金融商品・サービスの提供を通じて、環境保全活動をはじめ、社会貢献活動に積極的に取り組む企業や個人の支援を目指している。サステナビリティボンドの購入はESG(環境、社会、ガバナンス)投資を通じた社会貢献活動と位置づけ、積極的に推進中。2019年には株式会社大林組発行のサステナビリティボンド(100億円、年限5年)を購入した。

JRTTは19年、国際的な第三者評価機関であるDNV GL※1から「サステナビリティファイナンス(債券及び市中借入)」の検証を受けており、また、環境改善効果については、DNV GL(デット・ノルスケ・ベリタス)による評価に加え、低炭素経済に向けた大規模投資を促進する国際NGOの CBIからの認証を国内で初めて取得。19年5月発行分から国内債券市場で初となるサステナビリティボンドを発行、29年度の発行総額は1056億円程度を予定している。

【参照記事】ESG投資を通じた社会貢献活動について ~「サステナビリティボンド」の購入~

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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