上智大、四谷キャンパスの使用電力に100%再生可能エネルギーを導入

上智大学などを運営する学校法人上智学院は6月1日、同大学四谷キャンパスで消費する電力について、出光グリーンパワー株式会社が提供する「プレミアムゼロプラン」の使用を開始した。同キャンパス全体で使用する電力量の約95%にあたる年間約2000万kwhが再生可能エネルギー100%の電力に切り替わり、CO2の大幅な削減を図ることができる。

プレミアムゼロプランでは、FIT電気(固定価格買い取り制度によって電気事業者に買い取られた電気)を含む再生可能エネルギー100%の電源構成で、実質的にCO2排出量ゼロの再生可能エネルギー由来の電力を供給する。また、同プランは、事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す企業などによるイニシアチブ「RE100」への参画要件を満たしている。出光グリーンパワーは2010年の事業開始から再生エネルギー電力を中心とした電気小売事業を行っており、東京都が温室効果ガス排出量削減を目指して取り組む「東京都キャップ&トレード制度」の低炭素電力の供給事業者に毎年認定されている。

環境負荷の低減、脱炭素社会の実現のために、再生エネルギーの活用促進は世界的に重要な課題となっている。上智学院はこれまでも省エネルギー活動に積極的に取り組んでおり、Hf(高周波点灯専用形)蛍光灯やLED蛍光灯の採用、高効率空調機器への更新などによって消費電力を削減してきた。

15年11月には、日本の高等教育機関として初めて、国連が支援する責任投資原則(PRI)に署名、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資を推進している。洋上風力発電推進に寄与するインフラ投資や、気候変動問題をはじめとする社会課題改善に寄与する投資などを行い、PRIの年次評価において2年連続で最高評価のA+を獲得している。

上智学院は同プランの導入を、国連の提唱する持続可能な開発目標(SDGs)実現を目指す取り組みの一環と位置付け、今後も省エネルギー活動、再生可能エネルギーによる電力の使用やESG投資などを推進していく方針だ。

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HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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