STEPNのライバルとして注目されるAglet【Move to Earn(歩いて・走って稼ぐ)】

今回は、AgletとSTEPNの違いについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. Agletとは
  2. Agletの特徴
  3. Agletのプレイ方法
  4. 今後の展開

Move to Earn(動いて稼ぐ)領域で今大きな注目を集めているNFT(非代替性トークン)ゲームに、「Aglet(アグレット)」があります。

Move to Earnといえば、21年12月のベータリリース以来ユーザー数が急速に増加し、大人気となった「STEPN(ステップン)」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。Agletは、STEPNと同様に歩くことでトークンを獲得できます。特に様々なブランドのデジタルシューズNFTが手に入ったり、1日の稼働時間に制限がないなど、STEPNとは別の特徴もあってユーザーの注目を集めています。

そこで今回は、Aglet(アグレット)についての概要や特徴、今後の展開を解説していきます。

①Agletとは

1-1.Agletの概要

Aglet 01
Aglet(アグレット)とは、歩くことで独自トークンである「Aglet」をゲットできる、いわゆる「Move to Earn(動くことで稼ぐ)」モデルのNFTゲームです。Agletのトークンは22年8月11日時点ではまだ取引を行うことができないため、実際にお金を稼げるという段階までは達していません。

Agletは19年にイギリスのロンドンを拠点として設立されたAglet社によって開発されています。AgletのCEOを務めるRyan Mullins(ライアン・ムリンズ)氏は、アディダスのフューチャートレンド部門のディレクターを務めた人物です。同氏はデジタルビジネス開発において15年の経験があるデジタルメディア起業家として知られています。

Agletは現在まだMove to Earnを初めとする多数の機能が未実装の開発段階にも関わらず、多くのユーザーの関心を集めています。Mullins氏が22年7月にメディアFashion Tech Newsに語ったところによると、世界中に350万人を超えるアクティブプレーヤーを獲得しているそうです。特に日本のApp Storeのゲームアプリランキングで1位を獲得するなど、日本市場で支持を集めていると言います。NFTのリリースがきっかけになったとしています。

②Agletの特徴

2-1.無料で遊ぶことができる

Agletは22年7月現在、無料で遊ぶことができます。Move to EarnモデルのNFTゲームは高額な初期投資を必要とする場合が多いですが、Agletではそれが発生しないため、アプリをダウンロードするだけで誰でもすぐに始められるというメリットがあります。

なお、Agletには「招待コード」と呼ばれるものがあり、これを利用して登録すると、アプリ内で10,000歩歩いた時点でゲーム内トークンである「1,000Aglet」をゲットできるキャンペーンを開催しているため、まだ始めていない方はチェックしておくことをおすすめします。

2-2.稼働時間に制限がない

Agletは1日の稼働時間に制限がないため、時間をかければかけるほど多くのトークンがゲットできる仕組みとなっています。

なお、シューズにはそれぞれ寿命が設定されており、寿命が0%になると稼働できなくなってしまいます。それでも、歩くことで新たなシューズをゲットできるため、実質は制限がないと言えるでしょう。

2-3.有名なシューズブランドと提携している


Agletは「New Balance」や「ASICS」、「Adidas」や「VANS」、「LVMH」といった世界的に有名なシューズブランドと提携しているとも伝えられており、LVMHに至っては公に提携関係を認めています。

プレイヤーはこれらのブランドが実際に販売しているモデルのNFTシューズを手に入れることができます。
また、それぞれのNFTシューズにはシリーズ名や商品名が詳しく明記されているため、元々シューズが好きな人も、ゲーム内でコレクションすることで楽しめるという特徴があります。

2-4.シューズ現物をゲットできる可能性も

前述した通り、Agletではプレイすることで有名ブランドのNFTシューズをゲットすることができますが、不定期で行われる期間限定キャンペーンの際には、シューズ現物をゲットできるチャンスもあります。

実際、21年にはライフスタイルブランドである「Axel Arigato」と提携してプレーヤー向けに5のシューズを含むAxel Arigatoコレクションを発表し、コレクションをすべてコンプリートしたプレイヤーはAxel Arigatoシューズの現物をゲットするための抽選に参加できる、というイベントを開催しています。

そのほかにも、22年6月にはスケートボードの現物も登場しており、ブロックチェーンゲームとリアルを融合させたプロジェクト展開に注目が集まっています。

2-5.マーケットプレイスでの取引が可能

Agletではゲーム内にマーケットプレイスが設置されているため、プレイヤーはそこでシューズの売買を行うことができます。自身の保有しているシューズを売却したい場合は、希望する販売価格を設定し、上場します。

上場の際には上場手数料が上乗せされるため、購入者は出品者が設定した金額に手数料が上乗せされた金額で購入する形となります。また、出品者には一定の出品手数料が加算されるため、こちらにも注意が必要です。そのほか、商品がマーケットプレイスに展示される期間は3日間と定められており、期間内に売却することができなかった場合は出品手数料分が赤字となるため、販売価格などをしっかりと吟味してリスクを最小限に抑えることが大切です。

③Agletのプレイ方法

3-1.アプリをダウンロードし、初期設定を行う

AgletはiPhoneおよびAndroidの両方に対応しているため、スマホでアプリをダウンロードし、最初に使用するシューズの選択やアバター、アカウントの設定を完了します。なお、Agletは日本語未対応ですが、イラストも多く簡単な操作で設定が完了できる仕様となっています。

3-2.シューズを着用して歩く

Aglet 02

設定が完了したら、実際に選択したシューズを着用して歩いていきます。Agletでは実際の地図と連動した上のようなマップが用意されており、マップ内に表示された稲妻マークの「トレジャースタッシュ」の場所までいくことで新しいシューズやトークンをゲットできる仕組みです。

またそれ以外にも、歩数が一定数に達する度にトークン報酬がゲットできます。それぞれのシューズには約1,000歩でゲットできるAgletトークンの枚数や耐久性、1〜5にレベル分けされたレア度や修理できる回数などのステータスが設定されており、これに基づいて機能性が変わってくる仕様です。

耐久性はパーセンテージで表示され、これが0になると利用できなくなるため修理が必要となり、修理はマップ上の「修理ステーション」または「デッドストックステーション」にいくことで実施できます。各修理ステーションではそれぞれに定められたパーセンテージ分が回復でき、デッドストックステーションでは100%回復できる仕組みです。

④今後の展開

22年におけるロードマップでは、AgletのNFTアイテムを「USDC」および「ETH」と交換できるようになることが予定されているほか、「OpenSea」や「ImmutableXマーケットプレイス」での販売も可能になるということです。

また、メタバースを駆使した著名人の「Agletライブコンテンツシリーズ」という企画の開発も進めているということで、今後の展開から目が離せなくなっています。

⑤まとめ

Agletはアプリのマップを元に、歩くことでトークンをゲットできるMove to EarnのNFTゲームで、多くの有名ブランドと提携している信頼性の高いプロジェクトです。

トークン自体はまだ換金することができませんが、無料で始められるほか、稼働時間に制限がないためトークンを貯めやすく、マーケットプレイスでシューズの取引も可能なため、今後仮想通貨への交換が可能になることを見据えて、今のうちにプレイしてみることをおすすめします。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12