コロナ禍で起きた様々な社会変化により、従来の社会課題に加えて、社会的な孤立や生活の困窮など新たな問題が多数生じました。こうした課題を見聞きした方の中には、寄付やボランティア、プロボノなどの取り組みを始めたという方やこれから検討しているという方も少なくないでしょう。また、著名人の方や経営者の方などによる多額の寄付・大規模な財団設立などの報道を目にする機会も増えています。
このような個人や企業による社会課題解決や社会貢献活動は「フィランソロピー」と呼ばれ、欧米ではフィランソロピー活動をしたいと考える方を支援する「フィランソロピー・アドバイザー」という職業もあります。日本でもこのフィランソロピー活動の機運が高まってきていますが、相談できる専門家がまだまだ少ない状況です。
今回は、日本で富裕層のフィランソロピー活動を支援している一般財団法人 社会変革推進財団(SIIF)でフィランソロピー・アドバイザーを務める藤田さん、小柴さんに、日本のフィランソロピーの現状や課題、海外の動向、これからフィランソロピー活動に取り組みたい方が大切にしたほうが良いポイントなどについてお話を伺いました。
話し手:社会変革推進財団 事業本部長代理/フィランソロピー・アドバイザー 藤田淑子さん(写真:左)
- 22年にわたり、米系、スイス系金融機関のプライベート・バンキング/ウェルスマネジメント部門で、プライベート・バンカー、商品開発業務等に従事。2015年から、山口県の地域活性化支援、および、障害者就労支援施設(B型)や経済的支援を必要とする子どもの学習支援を行うNPOにて活動。2019年より現職。SIIFでは、個人富裕層向けフィランソロピー・アドバイザリー事業、社会起業家支援事業を担当。認定NPO法人こども食堂支援センター・むすびえ理事。
話し手:社会変革推進財団 インパクト・オフィサー/フィランソロピー・アドバイザー 小柴優子さん(写真:右)
- 大学卒業後、日本GEに就職し、エネルギー関連部門を担当。その後、コロンビア大学国際公共政策大学院に留学。留学中にロックフェラー・フィランソロピー・アドバイザーズでのインターン、そしてジョージ・ソロスの財団であるオープン・ソサエティ・財団にて勤務。SIIFでは、個人富裕層向けフィランソロピー・サービス事業、社会企業へのシード投資事業、ヘルスケアベンチャーの社会的インパクト評価などに従事。
記事目次
- SIIFがフィランソロピーの活動にかける想いやこれまでの取り組みについて
- 現在の富裕層向けフィランソロピー・アドバイザリー事業の取り組みについて
- 日本の富裕層におけるフィランソロピーの状況や海外との違い、最新の動向について
- 日本の富裕層におけるフィランソロピーの課題や具体的な解決策など
- 富裕層の方からの実際の相談内容やアドバイス、印象的なエピソードなど
- これからフィランソロピー活動を始めたい方が、大切にするべきポイントは?
- フィランソロピー支援を通じて、今後実現したい社会や生み出したいインパクトについて
- 編集後記
Q.SIIFがフィランソロピーの活動にかける想いやこれまでの取り組みについて
フィランソロピー活動に関心を寄せたきっかけや活動にかける想いをお聞かせ下さい。
小柴さん「なぜ、日本にはたくさんの素晴らしいNPOがあるのに、多くの人は、一部の有名な組織にしか寄付をしないのか。」
私は留学をする前に社会的インパクト評価を行うNPOでインターンをしており、そこで日本にも様々な活動をしているNPOがあることを知りました。しかし、素晴らしい活動をしているNPOにお金が全然回っていない状況がありました。
留学中はニューヨークでロックフェラー・フィランソロピー・アドバイザーズやジョージ・ソロスの財団であるオープン・ソサエティ財団にて勤務しており、そこでフィランソロピーの可能性に気が付きました。そして同時にアメリカにはダイナミックなフィランソロピー活動の実現を支えるエコシステムが存在していることも印象的でした。個人やファミリーでフィランソロピー活動を始めたいと思った時に頼れるフィランソロピー活動に関するプロフェッショナルなアドバイザー、日々の財団活動を行うプログラム・オフィサー(財団スタッフ)、フィランソロピスト同士の学びあいのコミュニティが、様々な社会貢献のための制度があります。
日本にもフィランソロピーの制度面やプレイヤーなどのエコシステムが整っていけばフィランソロピーがもっと活発になるのではないかと考えて、現在フィランソロピー・アドバイザリーを実施しています。
藤田さん「なぜ、日本の富裕層は社会貢献活動に積極的でないのか。」
私は、外資系プライベート・バンキングに20年以上勤務してきました。海外本社にはフィランソロピー・アドバイザリー部門が必ずあり、顧客のフィランソロピーの支援をする機能があったのですが、日本には20年たっても依然としてそのようなチームが出来ることはありませんでした。
日本のフィランソロピー活動や支援の状況に課題を感じていた私と小柴がSIIFで出会い、日本でも富裕層のフィランソロピー活動が活性化するために何をしたら良いのか、調査をすることにしました。その調査の結果、日本の富裕層でフィランソロピーに興味があるという人は存在するものの、金融機関や専門サービス(士業など)の支援・提供が財団設立や事業継承プランニングなどに留まっており、社会課題の解決に富裕層の意思を反映させるというフィランソロピーの本質的ニーズには応えられていないという事が分かりました。
その他にも、日本は欧米に比べて以下のようなプレイヤー、仕組み、制度が未整備のためフィランソロピーが未発展だという事もわかりました。
この調査結果をもとに、SIIFは富裕層のフィランソロピー実現を支援するフィランソロピー・アドバイザリーを実施することを決定しました。
Q.現在の富裕層向けフィランソロピー・アドバイザリー事業の取り組みについてもお聞かせ下さい
SIIFでは、富裕層の方に対して下記のような取り組みをしています。
また、プライベート・バンカーや士業等など富裕層を支える支援者に対しては、主に情報発信とセミナーを行っています。セミナーに関しては、主に金融機関のプライベート・バンキングの部署向けにインパクト投資・フィランソロピーに関する勉強会を継続的に実施しています。私たち二人にできることは限界があるため、日頃から富裕層の資産管理の支援をしているプライベート・バンカーの方々が、顧客サービスの一環として顧客のフィランソロピーの支援ができるようになるためのご支援をさせていただいています。
取り組みの中で特に重要だと感じている点や印象的だったエピソードを教えて下さい
フィランソロピー発展のカギはエコシステムが整っていること
私たちは富裕層向けフィランソロピーのエコシステムがしっかり整っていることが、フィランソロピー発展のカギだと考えています。また、フィランソロピー実践の支援だけでなく、志を同じくする富裕層が刺激を与えあうフィランソロピー・ピアグループの存在も非常に重要です。
富裕層はフィランソロピーの相談をできる相手がいなかった
ある銀行のプライベート・バンキングの担当者のお話ですが、その方はこれまでフィランソロピーに関心がある超富裕層は10%程度と思っていました。しかし、その担当者が実際に顧客に話題を振ってみると、大変関心を持っていることがわかり、その倍以上の20~40%はニーズがありそうとのことでした。富裕層の方は実際にはフィランソロピーに関心があるものの、バンカーが相談に乗ってくれると思っておらず話さなかったということだそうです。また、フィランソロピーの話をきっかけに、顧客の価値観や将来の希望など、顧客の大切な想いに寄り添うことができるようにもなったそうです。
これまでプライベート・バンキング向けに勉強会を実施してきましたが、その中でもさらに理解を深めたいという方々が出てきたため、その方々を対象にさらに高度なプログラムを実施することになりました。
日本の富裕層におけるフィランソロピーはどのような状況でしょうか?海外の富裕層のフィランソロピーとの違いや最新の動向などについてもお聞かせ下さい。
日本の富裕層におけるフィランソロピーの状況
日本のフィランソロピー活動は、公益財団の器を設立するも、財団を通じて創出したい社会的インパクトについてはあまり検討できていない状況で、運営に手一杯になり中身までじっくり考えられていない印象です。
また、フィランソロピー=「寄付」とだけ捉えていらっしゃって、インパクト投資やアドボカシー(弱い立場にある人の声を代弁し、権利擁護などの働きかけをすること)などその他の手法が普及していない現状があります。たとえば、日本の富裕層の方はまだ事業とフィランソロピーを全く別物と考えている人が多く、事業への投資と寄付を非連続的なものと捉えています。しかし、寄付だけでできることには限界があり、長期的な資金提供や収益性のあるフィランソロピー活動を事業や企業の中に組み込んでいくことができれば、より長期的にサステナブルに社会課題に取り組むことができるようになります。
一例として、シングルマザーの支援は寄付の形でも取り組むことはできますが、企業内に在籍するシングルマザーが働きやすい制度を導入したり、シングルマザー向けの商品・サービスを開発したりしていくことで、より大きなインパクトを生むことができます。このように、寄付などで完結させないことが大切だと考えており、寄付以外の面からも富裕層の方にアドバイスをさせていただくことで、フィランソロピーに関心を持つ方の気づきの一歩になっていくと良いなと考えています。
海外の動向
フィランソロピー分野で注目したい海外の動向として、以下の4つが挙げられます。
1 資金提供方法の多様化
1つ目は資金提供方法の多様化です。海外では「フィランソロピーと投資は連続的なもの」という概念をもとに、フィランソロピー資金を「寄付」するだけではなく、インパクト投資の実施もしています。
また、アメリカで少しずつ増えてきている動きとして、自分の持っている資産の100%をインパクトを志向する金融商品で運用する、というものがあります。たとえば、銀行預金もただ大手に預けるのではなく、自分が住む地域や関心のある地域を深く理解している地方銀行に預けるといったアクションです。資産全てをインパクトが生み出せる運用先に預けることで、寄付の形で資金提供をするだけよりも大きなインパクトを生み出すことができます。
2 システム思考を取り入れた課題解決
2つ目は課題解決に対する思考法で、課題の結果として起こっている現象だけに目を向けるのではなく、その背後にある原因を理解し、システムの転換を目指す活動を支援しています。システム思考のフィランソロピーの例として、子どもの貧困の課題の現象は子どもが十分な食事をとれない等がありますが、子どもの貧困の原因の大きなものの一つには、ひとり親が挙げられます。
ひとり親世帯で、親が就業しているにもかかわらず相対的貧困である割合(全国民の所得の中央値の半分を下回っている割合)は、日本では55%と先進国では頭一つ抜けているのです。そして、ひとり親の約9割がシングルマザーです。シングルマザーは、養育費を受け取っていない、時給が低い、子供を預けられず働きにくいなどの問題を抱えています。子供の支援だけでなく、貧困の原因となるシングルマザーの支援を考えることも、課題におけるシステミックチェンジを起こすために必要です。
このように課題の構造を解き明かし、課題に対して有効にアプローチできるよう支援しています。
3 インパクト測定・マネジメント
3つ目は、特に事業を行う財団を中心に行うものですが、自身の活動がもたらしたインパクトを測定し、その結果を事業改善に生かすという取り組みです。SIIFでも、上場企業の創業者の方の企業のインパクトレポートを作成した事例があります。
4 Trust Based Philanthropy(信頼に基づくフィランソロピー)
こちらは、インパクト測定・マネジメントと反する概念でもありますが、主に寄付者視点で用いられます。アマゾンCEOの元妻であるマッケンジー・スコットさんは、コロナ禍において大胆にこれをやりとげました。今回のパンデミックなど、緊急で資金が必要になった際に一つ一つ念入りに団体をデューデリジェンスする手間を省略し、信頼できるアドバイザーの助言の元巨額の資金を短期間で寄付しています。このように、相手を信用して、ひも付きでない資金提供するという取り組みは非常に注目を浴びました。
【参考】Trust-Based Philanthropy「Dear MacKenzie Scott, Thank You For Your Trust-Based Philanthropy」
現在の日本の富裕層におけるフィランソロピーの課題についてもご教示下さい。また、具体的な解決策や取り組み予定などがあればお願いします。
日本の富裕層におけるフィランソロピーの課題には、富裕層個人の課題、エコシステム上の課題、制度上の課題の3つがあります。
富裕層個人の課題
1 ビジョンを実現する右腕がいない
本業があったり、ご高齢だったりすると、一人では活動を始められません。秘書室などのスタッフはいますが、社会課題やソーシャルセクターへの専門性がないため、思うように進まないという課題があります。
2 節税目的で財団を設立するも、中身が伴わない
税理士等、財団等の非営利団体の器を設立できる人はいるものの、社会性に関しては専門外なので、アドバイスができないという課題もあります。
3 取り組みたい課題が定まらない。課題についての現状が分からない
また、色々な課題に関心があるもののどの課題にフォーカスして良いか決められない方や、何か社会貢献をしたいという気持ちはあるものの何をして良いか分からないという方もいます。また、顕在化している課題に目が行きやすく、システムチェンジへの支援の観点が欠けているケースも少なくありません。
4 ソーシャルセクターへのネットワークがない
知っている団体の数が少ないと、知り合いが寄付している団体や活動に寄付をすることになります。公開情報だけでは信頼できる団体かどうかの判断がつきかねるため、寄付を躊躇してしまうという課題で、ソーシャルセクターへのネットワークがないことで生じる課題です。
5 本当に自分のお金が意味のある活動に使われているか、肌で感じたい
過去にも大口の寄付をしたことがある方の中には、寄付金が良く使われているという実感がないのでやめてしまったという方や、自分の寄付がどのように受益者の役に立っているのか実感したいという方もいます。こういった方からは活動団体と話したり、現場を訪問したりしたいというご要望をいただくことがあります。
エコシステム上の課題
エコシステム上の課題は3つあります。1つ目は、フィランソロピーの実践者の事例があまり取り上げられないため、個人のフィランソロピーについて知る機会があまりないということ。2つ目は、フィランソロピー・アドバイザー等の、フィランソロピーを支援する団体がないということ。3つ目はソーシャルセクター人材が少なく、フィランソロピストの右腕候補となりうる人が少ないということです。
制度上の課題
制度上の課題として挙げられるのは、公益法人制度の柔軟でないという点で、資産管理の観点からよく用いられる公益財団法人の運営は非常に煩雑なのが現状です。資産管理と柔軟なフィランソロピー活動が両立しやすい仕組みになると良いと考えています。
これまで実際に富裕層の方からどのような相談があり、どのようなアドバイスをされているのでしょうか?
具体事例としては、以下のようなものがあります。その中で2つ印象的だったエピソードをご紹介します。
30代:ファミリーが設立した公益財団の事務局長
数十年続く財団の活動が今の時代に求められている活動かどうかを検証し、受益者にとっての必要性に応じて新規事業を検討したいとお考えでした。そして、現在の財団のメインの活動とは別に、ご自身の興味のある課題にも取り組みたいものの、具体的に何をしたら良いか悩んでいるというご相談もいただきました。
ファミリー・フィランソロピーは家族の志をつなぐ手段でもあります。長年続くファミリー・フィランソロピーの活動を引き継ぐにあたり、新しい世代の方々がファミリーの哲学を受け継ぎつつも、より現代に求められている活動に形を変えていく事でフィランソロピー活動が進化し続けるのだと実感しました。
70代企業経営者
2つ目は「子どもの貧困が騒がれているが、自分の周りでそのような子どもを見たことがなく、本当に存在するのだろうか?」と疑問を持っていた富裕層の方の相談事例です。現状について、自分の目で確かめたいので、いくつかのこども食堂に寄付をして、そこに足を運び、現場を体感することにより、現状を理解したうえで、本格的な支援を決定したいとのことでした。そして、奨学金のような資金提供方法では変化がよく分からないため、人の喜びを直接実感できるような、ワクワクするフィランソロピー活動がしたいという相談もいただきました。
この相談事例では、「子どもの貧困という課題が本当にあるのか」と疑問を持つ人がいるということが非常に印象的でした。また、そういった方が「まずは寄付をもって学びたい」という謙虚な姿勢を持たれていることにも感銘を受けました。これはとても大切なことで、現場に立ち会っていただくことで、より深い理解をすることができます。お金もただ渡すだけではなく、NPO側でどんなタイミングで、いくらくらいの資金を必要としているのかを対話の中できちんと理解し、長期的な視点で、NPOを支援していくことが大切です。
これからフィランソロピー活動を始めたい方やフィランソロピー活動に関わっていきたい方は、どのようなポイントを大切にすれば良いでしょうか?
いきなり大きな寄付や活動をする必要はないと考えています。課題解決に貢献したいとお考えの方は、まずは少額の寄付から始めて、課題の状況について少しずつ理解を深めてはいかがでしょうか。そして、課題への理解をより深めるためには、現場を見学したり実践者の話を聞いてみたりするのが効果的です。
また、変化はすぐには起きないので、活動組織についての深い理解と共感をもって、長い目で関わることを前提に取り組まれると良い良いと思います。
最後に、富裕層におけるフィランソロピー支援を通じて、今後実現されたい社会や生み出したいインパクトについてご教示ください。
私たちが富裕層におけるフィランソロピー支援を通じて実現したいことは3つあります。
1つ目は、ビジネスを成功させた戦略的思考をフィランソロピーに持ち込むことです。事業を成功させた経営者が、ビジネスでの経験を生かして社会貢献の分野でも効果的な活動を展開することを期待しています。
2つ目は、資金提供方法の多様化です。寄付だけではなく、事業や投資という形でフィランソロピーで、持続可能な社会課題解決の取り組みが起こることを実践されることを期待しています。
そして3つ目がフィランソロピー活動の多角化です。私たちは、資金提供だけが社会を変えるわけではないと考えています。自身の持つネットワークを活用して制度を変えたり、知見や時間を提供したりすることも非常に意味のある活動です。
現在の日本の活動には、フィランソロピーの戦略やプランが欠けていると考えています。たとえば、寄付金「公益財団をつくって奨学金の支援をしよう」という話にはなりますが、そこで終わらせてしまわずに、「どういう人材を育てて、どのような社会を実現したいか」という財団ごとの想いや哲学、ビジョンを持つことが重要です。そして、政策提言なども視野に入れた多角的な活動を展開していただきたいと考えています。そうした活動を続けていけば、同じ課題に取り組む仲間も増え、社会を大きく動かすことができます。
寄付をすることで社会課題をより深く見るようになったり、考えるきっかけにしていただき、「寄付で終わる」のではなく「寄付から始まる」という意識で取り組んでいただける方を増やしていきたいと考えています。
編集後記
今回、お話を伺うことで感じたことは、フィランソロピーを継続的・多角的に取り組んでいくことの大切さです。関心を持った社会課題に対して、一回の寄付やボランティアなどで終わらせるのではなく、それをきっかけとして学びや理解を深め、制度やビジネス、地域など様々な面から課題を眺めた上で自分にできることを考え、周囲にも働きかけをしていくことが重要であり、結果としてそれが自分自身の成長にもつながっていくのだと感じました。寄付はその入口で、「私はこの課題に関心を抱いています」という意思を表明する手段の一つなのだと思います。
過去に寄付やボランティアをしたことがある方はぜひこの機会に活動を振り返ってみたり、これから活動を検討しているという方はそのテーマや関わり方について考えを深めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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