革新的なデジタル会員権プラットフォーム「MikoSea リゾート」リリース!その特徴とは

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近年、NFTの人気が高まり、その利用法は様々です。中でも、宿泊施設やバーといった特定の場所を利用するための会員権としての利用が増えています。そんな中、MikoSea株式会社は、ホテルやリゾート施設に宿泊可能な会員権NFTを取り扱うプラットフォーム「MikoSea リゾート」を2023年6月に公開しました。この会員権を活用すれば、長期滞在も可能で、利用しない時期の会員権はNFTとして売却もできます。今回は、このMikoSea リゾートの会員権NFTについて、詳しくご紹介します。

目次

  1. MikoSea リゾートとは
    1-1.リゾート会員権NFTとは
    1-2.会員権の利用方法
  2. 第一次募集の事前受付開始
    2-1.今後の掲載予定プロジェクト
  3. 会員権にも使われるNFTとは?NFTの仕組について
    3-1.NFTの活用例
  4. 賃貸会員権NFT『Sakura no Sumai(サクラノスマイ)』
    4-1.Sakura no Sumaiの特徴
    4-2.NFT発行の背景
    4-3.NFTの特徴
  5. まとめ

① MikoSea リゾートとは

MikoSea株式会社は、ホテルやリゾート施設に宿泊することができる会員権NFTプラットフォーム「MikoSeaリゾート」を2023年6月にリリースしました。 MikoSeaリゾートは、同サービスを通じて、ホテルや別荘などのサードプレイスを共同保有することができ、地方の関係人口を拡大する新たな保有体験を提供します。

1-1.リゾート会員権NFTとは


これは、リゾートの会員になることができるNFTです。会員権NFTを購入すると、毎年宿泊権NFTがエアドロップとして配布されます。リゾートごとに利用できる期間や日数は異なり、施設によっては長期間の滞在も可能です。

また、この会員権はNFTとして発行されるため、NFTマーケットでの売買が可能です。配布される宿泊券も売却や譲渡が可能なので、忙しい年でもNFTの特長を最大限活用できます。

1-2.会員権の利用方法


リゾート会員権NFTはクレジットカードで簡単に購入可能で、暗号資産を持っていない人やNFT初心者でも気軽に利用できます。

購入は、トップページからお気に入りのリゾート施設を選び、詳細ページから会員権NFTを購入できます。現在、支払い方法としてクレジットカードおよび銀行振込が利用でき、今後仮想通貨支払いも導入予定です。

会員権NFTの購入が完了したら、宿泊施設の予約ができます。ご希望の日にリゾート施設を利用するための予約を入れることができますが、予約方法は施設ごとに異なる場合がありますので、ご注意ください。

宿泊日の予約が完了すると、ウォレット(例:メタマスク)に宿泊権NFTが配布され、宿泊日が確定します。

購入された会員券やエアドロップされた宿泊券は、二次流通市場での売買や譲渡が可能です。また、二次流通による売上の一部がリゾート施設に還元されるため、販売時にも施設の支援となります。

②第一次募集の事前受付開始


VILLA MINAWAは、福岡県宗像市の大島に位置し、世界遺産・沖ノ島を一望できる、至近の宿として知られています。

ヴィラ内に設置されたヒノキ製バスルームからは、壮大な海を眺め、日常を忘れ、非日常を感じることができます。また、環境に優しいTHANNアメニティや、肌触りの良いイケウチオーガニックのタオル、そして一枚一枚手作りの表参道布団を使用した寝具など、宿泊者の方々から高い評価を受けています。

敷地内にはファイヤーピットがあり、焚き火やBBQを楽しむことができます。さらに、現地スタッフ星野さん(通称もりさん)による島内ガイドサービス(有料)もご利用いただけます。JBLスピーカーを備えた音響環境や、DVD、ジブリアニメも揃えられているため、お子様連れの方も楽しい時間をお過ごしいただけます。VILLA MINAWAは、自然に囲まれたロケーションで心身ともにリフレッシュできる空間です。

会員権の詳細:

  • 発行数:80
  • 宿泊日数/年:2泊(5年間有効)
  • 価格:44万円(宿泊平均単価10万円:旅行予約サイト参照)

なお、予約可能な連泊のチェックイン日は、月、火、水、木、日曜日となっております。(ただし、チェックインが平日、3月、8月、GW、年末年始は除外)。参考通常宿泊価格は、100万円です。

2-1.今後の掲載予定プロジェクト

  • 熱海 雅の宿 山?轣 NFT概要:予定
  • 宿泊平均単価 16万円(2名旅行予約サイト)
  • NFT 販売予定価格 110万円(税込) 20年間有効 1年 1泊無料宿泊

③会員権にも使われるNFTとは?NFTの仕組について

NFTは、ブロックチェーン技術を利用して発行される一種のトークン(暗号資産)で、デジタルアートやコレクションカード、バーチャル不動産など、多岐にわたるデジタルアセットの所有権を証明します。「ノンファンジブル(非代替性)」の名の通り、各NFTは固有の識別子を持ち、その希少性と唯一性が保証されます。

・デジタル上の唯一性の実現
NFTの最大の特徴は、デジタル空間において「唯一無二」の存在を確立することです。ブロックチェーンの基盤上に、他のNFTと区別可能な情報が組み込まれ、そのアイテムが世界で唯一であることが証明されます。また、オリジナルの発行者や現在の所有者の情報もブロックチェーンに記録され、作品の正当性が容易に確認できます。

・相互運用の不可能性
NFTは相互運用ができない設計となっています。これは、あるNFTの情報を別のNFTに転用や交換ができないことを意味します。例えば、CryptoPunkのNFTをCryptoKittiesのゲーム内キャラクターとして利用することは不可能です。これは、異なるトレーディングカードゲーム間でも同様です。

・不可分性
NFTは1つのアイテムとして存在し、分割することはできません。

・不変性
全てのNFTデータはブロックチェーン上のスマートコントラクトによって保管され、破壊、削除、複製が不可能です。また、このトークンはブロックチェーン上に存在するため、他のプラットフォームへ移動させることはできません。

・検証可能性
伝統的なアート作品では、本物かどうかを確認するために第三者による検証が必要ですが、NFTではブロックチェーン上の情報から作成者を特定できるため、迅速かつ容易に本物かどうかを認証できます。

3-1.NFTの活用例

NFTは、アート、音楽、スポーツ、ゲームなど、様々な分野で注目されています。会員権やチケットなどの形での利用も増えており、賃貸仲介手数料がお得になる賃貸会員権NFTのような応用例もあります。これらの利用は、サブスクリプションのようなサービスの利用拡大に適しており、手放したい時は売却も可能となっています。

従来、NFTは主にアーティストが活用する技術と見なされていましたが、ブロックチェーン技術により、アーティストは中間業者を介さずに作品を直接販売でき、より多くの利益を享受できるようになりました。

従来、NFTは主にアーティストが活用する技術と見なされていましたが、ブロックチェーン技術により、アーティストは中間業者を介さずに作品を直接販売でき、より多くの利益を享受できるようになりました。

デジタルアート作品にロイヤリティを設定することで、作品の所有者が変わるごとに制作者に販売利益の一部が支払われます。SF映画「スタートレック」でカーク船長を演じたWilliam Shatner氏は、2020年に自身の写真でデザインされたNFTカード9万枚をWAXブロックチェーン上で発行しました。各カードは初めに約1ドルで販売され、その後の再販売のたびにShatner氏にロイヤリティが自動的に支払われています。

会員権や会員証のNFTでは、サービスを提供するプロジェクトとアーティストがコラボレーションすることもあります。これによって、プロジェクトとアーティスト双方の宣伝につながります。例えば、特定のバーが発行する会員証NFTを持つことで、価値観が共有でき、コミュニケーションがとりやすくなります。

④賃貸会員権NFT『Sakura no Sumai(サクラノスマイ)』

賃貸会員権NFT『Sakura no Sumai(サクラノスマイ)』は、不動産会社と広告会社の共同プロモーションにより、賃貸仲介手数料が割引になる利点を持ちました。2023年2月にリリースされ、公式HPで詳細が確認できます。

このNFTは、特定の取扱店で提示することで、賃貸仲介手数料が0.5ヶ月分+税に割引されるものです。保有者は何度でも利用可能で、他のユーザー同士で簡単に売買ができます。現在は、東京・埼玉・千葉・神奈川の物件で利用でき、今後全国展開が予定されています。

4-1.NFT発行の背景

株式会社a-spaceの藤川氏によれば、不動産業界には次のような特徴や課題が存在しています。

不動産業界では、ほぼ全物件がどの会社でも取り扱い可能です。一般に、不動産業者は「レインズ」という専用ポータルサイトを通じて、90%以上の物件情報を共有しています。これにより、ほとんどの不動産会社が同様の物件を提案できる状態となっています。

顧客は物件を探す際、大手広告代理店のポータルサイトを利用し、物件に問い合わせを行います。ただし、物件ごとに取り扱い不動産会社が異なるため、このプロセスは非常に手間がかかります。

仲介手数料は通常、家賃の1ヶ月分+税となり、これが顧客にとって大きな負担となります。

これらの課題を解決すべく、『Sakura no Sumai』は仲介手数料割引サービスとして誕生しました。どの業者でも同様の物件が扱える現状では、物件ごとに異なる不動産会社に問い合わせるよりも、仲介手数料が低い会社を選択するだけで十分、というのが同サービスのコンセプトです。これにより、顧客はより手軽に、そして経済的に物件探しを行うことができるようになりました。

4-2.NFTの特徴

また、『Sakura no Sumai』は、国内最大級のメタバース「XANA」のAIアバターNFTや、現代アーティストKOGAKENの作品を活用しています。それぞれ異なる背景デザインの2,000枚が発行され、第一弾はLINENFTとOpenSeaで合計350点が販売されました。1つずつAIで作成した、それぞれ異なる背景デザインとなっております。

⑤まとめ

このようにNFTは会員権としの活用が広がっており、そのNFTを保有していることで、サービスを受けることができます。また MikoSea リゾートのデジタル会員権は、MikoSeaの施設を利用するための宿泊券(NFT)を毎年受け取ることができるだけでなく、会員権の譲渡や売却が可能になっているので、ライフスタイにも合わせやすくなっています。

会員権NFTとしての利用は、不動産業界でも活用されており、「Sakura no Sumai 」というサービスは特定の取扱店でNFTを提示すると、賃貸仲介手数料がお得になる会員権NFTです。保有者は何度でも会員権利を利用することができ、OpenSeaで売却もできます。このようにNFTを活用することによって、従来では対応できにくかった部分も柔軟に提案できるでいるようになります。

「MikoSea リゾート」や「Sakura no Sumai」など気になる方はWebサイトをチェックしてみてください。

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立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。