1BLOCKが展開する「MetaSamurai」とセレクトショップBEAMSの新プロジェクト「BEAMS CULTUART」とは

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今回は、1BLOCKが展開する「MetaSamurai」とセレクトショップBEAMSの新プロジェクト「BEAMS CULTUART」について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. MetaSamurai(メタサムライ)とは
    1-1.MetaSamurai(メタサムライ)の概要
    1-2.MetaSamurai(メタサムライ)の運営元1BLOCK
    1-3.MetaSamurai(メタサムライ)の特徴
    1-4.MetaSamurai(メタサムライ)のロードマップ
  2. BEAMS CULTUART(ビームス カルチャー)トとは
    2-1.BEAMS CULTUART(ビームス カルチャート)の概要
    2-2.BEAMS(ビームス)とWeb3.0
  3. BEAMS CULTUART X MetaSamuraiプロジェクト
    3-1.コラボレーション作品の販売
    3-2.プレゼントキャンペーンの開催
  4. まとめ

22年12月9日、Web3.0クリエイティブスタジオ「1BLOCK」を手がける株式会社1SEC(ワンセック)が、自社が展開する3D NFTプロジェクト「MetaSamurai(メタサムライ)」と日本国内のセレクトショップBEAMS(ビームス)が展開するアートやカルチャーレーベルを集めた新プロジェクト「BEAMS CULTUART(ビームス カルチャート)」とのコラボレーション企画を発表しました。

今回の企画では、MetaSamuraiとBEAMS CULTUARTがWeb3.0やNFT(非代替性トークン)といったデジタル領域とファッションを融合させて制作したコラボ作品の販売が行われるということです。

そこで今回は、1BLOCKが展開するMetaSamuraiと国内の大手セレクトショップBEAMSの新プロジェクト「BEAMS CULTUART」について、その概要や特徴などを詳しく解説していくほか、両者のコラボレーション企画についても紹介していきます。

①MetaSamurai(メタサムライ)とは

1-1.MetaSamurai(メタサムライ)の概要

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「MetaSamurai(メタサムライ)」とは、Web3.0プロジェクトの開発および運営を行っているクリエイティブ集団「1BLOCK」が手がける、全3,398体のコレクティブな3Dアバターコレクションです。

「I got your back(君の後ろには”わたし”がいるよ)」というコンセプトのもと制作されたMetaSamuraiは、大切な人をサポートできる存在になりたいという思いが込められたNFTコレクションとなっています。

「I got your back」の語源は、戦争の際に二人の仲間同士が背中合わせに背後を守り合ったことから由来します。MetaSamuraiではこれをコンセプトとして掲げることで、ホルダーにいつも寄り添い、ホルダーを守る存在であるという概念を表現しています。

MetaSamuraiは22年6月17日に販売がスタートされ、初回版は0.07ETHで売り出されました。

8月8日には最低価格は0.21ETHに上昇し、世界最大規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」のコレクション部門(イーサリアム)にて、過去24時間取扱高で一時世界ランキング第7位、日本ランキング第1位にランクインするという快挙を達成しています。

OpenSeaのトップランカーには、世界的に著名な「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」や「CryptoPunks(クリプトパンクス)」などの超有力銘柄が並んでおり、その中での第4位という好成績に、世界中から注目を集めました。

このように、MetaSamuraiは世界に通用する日本発のNFTプロジェクトとして、多くの人々からの絶大な支持を獲得しています。

1-2.MetaSamurai(メタサムライ)の運営元1BLOCK

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「MetaSamurai(メタサムライ)」の運営元である1BLOCKは、アメリカのロサンゼルスと東京を拠点としてクリエイターのエンパワーメントとWeb3.0プロジェクトの開発および運営を行っているクリエイティブ集団です。

1BLOCKを手がけているのは冒頭でも触れた株式会社1SEC(ワンセック)という企業で、1SECではAIやXR事業のソフトウェア開発のほか、日本初のバーチャルスニーカーなどといったNFTブロックチェーンコンテンツの開発やプロデュースを行っています。

そんな1SECによって展開されている1BLOCKは、AR(拡張現実)機能を駆使することで3DCGで生成されたNFTを着用・体験することができるスマートフォンアプリ「METADRIP(メタドリップ)」の提供など、日本初となる3DCGを軸にしたデジタルファッションやデジタルコンテンツの制作を行っています。

また、22年9月2日には、企業のWeb3.0市場参入に対するサポートを目的として1BLOCK LABを設立したことも発表されています。

1BLOCK LABでは、これまでに1BLOCKが培ってきたブロックチェーン関連サービスでのノウハウや、METADRIPなどのメタバースプロジェクトの企画・開発・コンサルティングについての知識経験を駆使し、NFTを活用したWeb3.0サービス関連ビジネスを検討している企業やIPホルダー、また新規事業担当者に向けた支援サービスを展開するということです。

このように、1BLOCKはWeb3.0領域に特化したクリエイティブ集団としてさまざまなプロジェクトを手がけており、Web3.0サービスのさらなる発展に尽力しています。

1-3.MetaSamurai(メタサムライ)の特徴

①侍と犬をモチーフにしている
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MetaSamuraiは、侍と犬をモチーフにしたデザインとなっています。

MetaSamuraiの公式ウェブサイトによると、侍は領主を命に変えて守っていたという「武士道」からインスパイアされたものであると説明されています。

また、犬をモチーフにしたのは、飼い主の帰りを出迎えに行き、飼い主の死後も10年にわたって通い続けた「忠犬ハチ公」のように、MetaSamuraiが常にホルダーの味方でいれるような存在であってほしいという願いが込められているということです。

このように、MetaSamuraiはいつもホルダーに寄り添い、守り、味方であり続けるという強い想いが込められた作品となっています。

②一体ずつ制作されている
数千体ほどにもなるNFTコレクションの場合、通常はコンピューターによって自動生成される「ジェネラティブNFT」であることがほとんどですが、MetaSamuraiは高いクオリティとユニークな個性を求めて一体ずつデザインされ、制作されています。

そのため、それぞれのMetaSamuraiに制作者のこだわりが見られ、一点ものの価値をより感じられる作品となっています。

③さまざまなブランドやアーティストとコラボしている
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MetaSamuraiはこれまでにもさまざまなブランドやアーティストとのコラボを行ってきました。

具体的には、22年6月にニューヨーク発祥の高級ブランド「COACH(コーチ)」とコラボしたほか、22年8月には世界的に有名な日本の漫画・アニメ作品「ルパン三世」とのコラボも果たしています。

④著名な芸能人が保有している
MetaSamuraiは何人かの著名な芸能人が保有していることでも知られています。

具体的には、俳優の山田孝之氏がインスタグラムのプロフィールアイコンをMetaSamuraiに設定していたほか、赤西仁氏も一時期、ツイッターのプロフィールアイコンをMetaSamuraiにしていたことで大きな話題となりました。

このように、芸能人がプロフィールアイコンに設定したことによってプロモーション効果を生み、MetaSamuraiはより多くのNFTコレクターの間で広く知られるようになりました。

1-4.MetaSamurai(メタサムライ)のロードマップ

MetaSamuraiは公式ウェブサイトで、今後の展開を示すロードマップを公開しています。

そのロードマップによると、今後のフェーズ4では、MetaSamuraiがNFTのコレクターズアイテムとしてのみならず、AR(拡張現実)という身近なテクノロジーを3DCGと掛け合わせた新たな体験を提供していくとしており、これによってさらなる実用性と汎用性を生み出し、NFTのマスアダプションを促進していくと説明されています。

また、このテクノロジーはデジタルファッションの分野においても活用される予定となっており、ホルダーは自身が入手したMetaSamuraiとデジタルファッションアイテムの共存によって、新たな価値を手に入れることができるということです。

そしてフェーズ5では、MetaSamuraiは「1BLOCKVERSE」のメンバー「1BLOCKgang」になることのできるチケットとしても利用できるようになるということです。

1BLOCKVERSEの詳細については現時点ではまだ明らかにされていませんが、おそらくメタバース空間の名称であると見られており、MetaSamuraiのホルダーは1BLOCKVERSEへのアクセス権を獲得できるほか、さまざまなユニークな体験ができるようになるということです。

またこのほかにも、1BLOCKVERSEのアーリーアダプターとして、世界的に有名なアーティストやDJ、セレブリティなどをゲストとして迎えたプライベートイベントへの参加権も獲得できると説明されています。

このように、MetaSamuraiは今後そのユーティリティをさらに拡大していく予定であるため、興味のある方は今のうちに保有を検討してみてもいいかもしれません、

②BEAMS CULTUART(ビームス カルチャートとは

2-1.BEAMS CULTUART(ビームス カルチャート)の概要

BEAMS CULTUART
「BEAMS CULTUART(ビームス カルチャート)」とは、22年12月9日に発表されたばかりのBEAMS(ビームス)の新プロジェクトのことを指し、BEAMSが手がける「BEAMS T」や「TOKYO CULTUART by BEAMS」、「MANGART BEAMS」などといったアートに関連するレーベルや、カルチャー発信の取り組みなどをまとめて、全世界へと推進していくプロジェクトとなっています。

そもそもBEAMSとは、輸入およびオリジナルの衣料品や雑貨などの販売を行っている国内のセレクトショップで、BEAMSが手がけるオリジナルの衣料品や雑貨のブランドとしても知られています。

22年2月時点において、その店舗数は国内で167店舗、海外で10店舗にも及んでおり、「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」および「SHIPS(シップス)」と並んでセレクトショップの御三家と呼ばれるほどの規模感を誇っています。

BEAMSの商品はアメリカ西海岸のスタイルをベースとしたカジュアルなデザインが特徴となっており、幅広い消費者層から熱い支持を獲得しています。

また、基幹ラインとなるBEAMSのほかにもさまざまな関連レーベルを展開しており、それぞれの世代や特定の着用シーンに特化したアイテムを取り扱っています。

関連レーベルの具体例としては、大人のためのエレガントなカジュアルウェアを展開している「BEAMS F(ビームスF)」や、インターナショナルな感覚で、よりトレンドを意識した品揃えとなっている「International Gallery BEAMS」、BEAMSのウィメンズレーベルである「Ray BEAMS(レイ ビームス)」や、メンズ服の持つ強さと背景のあるデザインに憧れを持つ女性のための「BEAMS BOY(ビームス ボーイ)」などが挙げられ、消費者のさまざまなニーズにブランド全体で対応しています。

そんなBEAMSの新プロジェクトであるBEAMS CULTUARTでは、BEAMSの軸であるファッション分野だけでなく、BEAMSがこれまで取り扱ってきた音楽やアート、インテリアといった多岐にわたる文化コンテンツについてのリソースを活用することによって、カルチャー領域における全く新しいジャンルの開拓や、新規事業の開発を行っていくということです。

2-2.BEAMS(ビームス)とWeb3.0

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BEAMSはこれまでにも、Web3.0関連のプロジェクトをいくつか発表してきました。

最近では、22年12月3日から18日までの期間で開催された世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット 2022 Winter」において、5度目となるバーチャルショップの出店を果たしています。

「BEAMS HARAJUKU」をモデルとした今回のバーチャルショップでは、店内にバーチャル接客拠点を設置し、社員約40名が交代でバーチャル接客を実施したということです。

また、バーチャルショップでは実在する商品を3Dモデルに起こしたアバター用の3D衣装が販売され、ユーザーは陳列された商品をクリックするだけで、自身のアバターを介して商品を簡単に試着することが可能だということです。

このように、BEAMSではWeb3.0領域のプロジェクトを積極的に推進しており、今後もその動向から目が離せなくなっています。

③BEAMS CULTUART X MetaSamuraiプロジェクト

3-1.コラボレーション作品の販売

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冒頭でも触れた通り、22年12月9日、MetaSamuraiとBEAMS CULTUARTとのコラボレーション企画が発表されました。

今回BEAMS CULTUARTとコラボするMetaSamuraiは、BEAMSのエッセンスを取り入れたデザインとWeb3.0業界において使用されている専門用語を洋服のグラフィックに施すなど、ファッションとWeb3.0やNFTといったデジタル領域を融合したデザインになっているということです。

また、今回のコラボ作品は、発行されるNFT一つ一つがそれぞれ世界で一点しかない貴重な作品となっており、「BEAMS CULTUART X MetaSamurai」コレクションのホルダーには、別途フィジカルのトートバッグがプレゼントされる予定だと発表されています。

なお、BEAMS CULTUART X MetaSamuraiはコレクション全体の発行数が全222点と定められており、販売時期は22年12月下旬ごろを予定しているということです。

3-2.プレゼントキャンペーンの開催

前述したフィジカルのトートバッグのプレゼント以外にも、今回のコラボを記念して、1SECが展開するARアプリ「METADRIP」を使用したプレゼントキャンペーンの開催も予定されています。

このプレゼントキャンペーンでは、当選者に対して「BEAMS CULTUART X MetaSamurai」が贈られるということで、業界からは大きな注目が集まっています。

なお、キャンペーンの詳細については1BLOCKの「Discord(ディスコード)」およびBEAMSの公式サイトにてお知らせがあるということです。

④まとめ

MetaSamuraiは侍と犬をモチーフにした日本発のNFTコレクションで、世界的なNFTマーケットプレイスとして知られるOpenSeaで一時世界ランキング第4位、日本ランキング第1位にランクインするなど、世界的に注目を集めるプロジェクトとなっています。

今回、国内の大手セレクトショップであるBEAMSとコラボレーションするということで、これまでNFTやMetaSamuraiに触れたことがない層に対してもアプローチできるのではと期待されています。

また、コラボを記念したお得なキャンペーンも開催される予定となっているため、興味のある方はこの機会にMetaSamuraiの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12