マネックスクリプトバンク株式会社は4月3日、「中国におけるブロックチェーンの市場動向と将来予測(2020)」と題し、ブロックチェーン領域における中国の最新動向や市場へのインパクト、将来予測等に関する調査レポートを発表した。レポートは同社運営の『Block Insight by MonexCB』内で購入が可能となる。
中国は米国に次ぐ経済大国でありながら、社会主義という性質上、民間企業の取り組みにも政府の意向が多分に反映される傾向にある。そのため、暗号資産関連の事業はほとんど存在しないに等しいが、ブロックチェーン事業に関しては、実稼働しているプロジェクトベースで多数存在する。「どのブロックチェーンを」「何のために」「どうやって」活用するのか、それによりどの程度の「経済的なインパクト」があるのか、といった観点から参考にすべき点も多い。にもかかわらず、日本での情報は著しく不足しており、中国のブロックチェーン動向に関する事項が体系的にまとまった媒体が存在しないのが現状である。
レポートでは、市場規模、調達額といった定量データや、規制、特区などの政策動向や各産業における現状の課題と、ブロックチェーンの活用事例、BATH(Baidu, Alibaba, Tencent, Huawei)の動向、香港、台湾におけるスタートアップの取り組みについてまとめられている。販売価格は5.5万円(税込)、LOOKBLOCK月額会員は無料となる。
マネックスクリプトバンク株式会社は、2017年12月に設立され、暗号資産やブロックチェーンのサービスに関する調査、研究、企画、開発及びコンサルティングを提供している。東証プライム上場企業であるマネックスグループ株式会社の100%子会社であり、ブロックチェーンや暗号資産の最新動向を考察するwebメディア「Block Insight by MonexCB」、情報データベースサービス「LOOKBLOCK」、 ビットコインがもらえる二ュースアプリ「Cheeese」などのサービスを運営している。

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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