クレジットカード大手Visaの最高経営責任者であるAlfred Kelly氏は、ニューヨークで行われたNRF(全米小売業協会)のインタビュー内で、仮想通貨を支払いのためのシステムだとは見なさないとの考えを示し、同社では米ドルなどの法定紙幣のみを取り扱うと発言した。
「ビットコインは誰でも投資できるものであり、正直なところ投機的であるというのが私の考えだ。」と同氏は続けている。
最近、ビットコインに関しては高額の手数料や送金の所要時間の長さのために支払いの手段としては疑問の声があがっており、Kelly氏もこれまで購入を奨励することはなかった。仮想通貨を取り扱う企業は、以前から法定紙幣と仮想通貨のギャップを埋めた共存を目指しているが、今回のKelly氏の発言によりVisaと世界各地に展開するその子会社からのサポートは得られずに取り組んでいく必要がある。
先日、同じ米国内では仮想通貨に友好的だとして知られていたメトロポリタンバンクが仮想通貨関連企業への送金を停止するなど、各地で仮想通貨への規制が相次いでいる。ビットコインも規制を受けて最近値段の暴落もあったが、それでも昨年に比べると10倍以上の値上がりを見せている。これからの動きを見ていきたい。
【参照サイト】Visa CEO: We won’t process transactions in bitcoin, because it’s not a payment system
【参照サイト】Visa CEO: Bitcoin is Not a Payment System
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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