「第6回サステナブルファイナンス大賞」東京大学が大賞受賞。環境金融・サステナブルファイナンスの発展に貢献

一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)が日本での環境金融・サステナブルファイナンスの発展に貢献した金融機関を選ぶアワード「第6回(2020年)サステナブルファイナンス大賞」の大賞に東京大学が選出された。国立大学として初めてソーシャルボンドを発行し、大学の使命として、教育・研究に加え、社会課題の解決を目指す活動が評価された。

このアワードは、環境問題を金融的に解決する「環境金融」の普及・啓蒙活動を行うRIEFが、日本の金融市場で環境金融商品・サービス・取り組みを行う金融機関、企業、団体など顕彰する制度として2015年に開始。一方、東大は20年10月、国立大学として初めてとなるソーシャルボンド「東京大学FSI債」(第1回国立大学法人東京大学債券)の発行による資金調達を行った取り組みが受賞の理由。

東京大学FSI債は、社会変革を駆動する大学との理念の下で東大が進めるFSI(Future Society Initiative)活動を加速させるもので、SDGs(持続可能な開発目標)との親和性が特徴。年限40年、発行額200億円、各債券の金額1000万円、利率0.823%、発行価格100円。主幹事は大和証券(事務)、SMBC日興証券、みずほ証券で、受託会社は三井住友銀行。ソーシャルボンドおよび大学債の発行は国立大学法人で初めてながら、JCR(日本格付研究所)からは債務履行の確実性が最も高い信用格付け「AAA」を取得するなど、注目を集めた。

同大賞はほか、優秀賞にみずほ証券、SOMPO ホールディングス、太陽生命保険、三井住友海上火災保険を選出。今回から設立された「サステナブル・イノベーション賞」は、野村證券と日本エアーテックが受賞した。野村證券は資金使途を環境・社会問題の解決に限る新株予約権型ファイナンス(Flexible Issuer’sTransactions: FITs)を開発、日本エアーテックは同ファイナンスで資金調達した第一号となった。

「グリーンボンド賞」は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」の森ビル、「気候非常事態」を宣言した長野県。「サステナビリティボンド賞」は三菱 UFJ フィナンシャル・グループ。「NPO/NGO賞」は気候ネットワーク(KIKO)。「国際賞」がハンガリー国、「地域金融賞」が中国銀行、長野県信用組合に贈られた。

【参照リリース】「第6回サステナブルファイナンス大賞」東京大学が大賞受賞。環境金融・サステナブルファイナンスの発展に貢献

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HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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