ブロックチェーン技術は、これまで仮想通貨をメインとする金融分野にフォーカスされてきた。しかし、ブロックチェーンなど分散型台帳技術(DLT)は分野によってその特性が限定されることはなく、すでにサプライチェーン分野でも導入が始まっている。
12月3日、インドのITメディアExpress Computerが報じたところによれば、ブロックチェーンテクノロジーのソリューションとして適しているのがサプライチェーン業界だという。現状では、ベンダー、ロジスティクスプロバイダー、倉庫、小売業者、金融機関、保険会社が有機的に繋がるエコシステムとなっていない。そのため、監視不十分による製品の重複、盗難など金銭的損失につながる悪循環を容認している。
こうした課題に対し、ブロックチェーンは「分散化」「不変性」「セキュリティ」の3つの特徴が注目されている。これらの特徴を活かし、製品のトレーサビリティと所在の明確化、ドキュメントの管理と承認プロセスの向上、金融取引の簡易化が期待できるためだ。
ブロックチェーンは今後数年間でサプライチェーンに多大な影響を与え、主要企業に広く運用されるであるとされている。今後に注目していきたい。
【参照記事】How Blockchain Will Be Crucial For The Supply Chain Industry And Its Ecosystem
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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