READYFORの法人向けSDGsマッチング事業開始、中部電力・ロート製薬など大手5社が参画

※ このページには広告・PRが含まれています

クラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFOR株式会社は7月29日、法人向けSDGsマッチング事業「READYFOR SDGs」の提供を開始したと発表した。第一弾参画企業として、中部電力株式会社、大鵬薬品工業株式会社、ロート製薬株式会社、大和リース株式会社、株式会社ストライプインターナショナルが決定した。

READYFOR SDGsは、支援者の支援金に対して、企業が一定比率の資金を上乗せし、その総額をプロジェクト実行者へ届ける「マッチングギフト」という仕組みを活用し、企業が掲げるビジョンや事業テーマに合致する活動やプロジェクトとのパートナーシップを推進、「社会との共創」を作り出す。企業ごとにSDGs(持続可能な開発目標)目標、支援テーマを決定し、該当する活動・プロジェクトの募集を行い、各審査から選ばれたプロジェクトには目標金額の50%を上限にマッチングを実施する。第一弾企業参画企業には、各企業1000万円以上のマッチングギフトを予定しており、5社の総額は6000万円となる。

SDGsは2015年9月、193ヶ国の賛同・総意で採択、日本政府は16年5月に「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を設置し達成に向けた施策を推進している。一方で、達成には年間5~7兆ドルの流入が必要なのに対し、年間2.5兆ドルが不足しているとの試算もある。同社はReadyforを通じて、既存の金融サービスではお金が流れにくいNPOや医療機関、科学研究分野その他公共セクター、創業マーケットに資金調達の手段を提供してきた。READYFOR SDGsは、SDGsを推進する法人と志のある団体・活動のマッチングによってパートナーシップを推進、達成への貢献を目指す。

第一弾参画企業は、各企業の取り組みテーマに合致する活動の募集を行う。選ばれたプロジェクトにはマッチングギフトとして、目標金額の50%を上限に資金が上乗せされる。各社のSDGs目標は、中部電力、ダイワリースが「住み続けられるまちづくりを」、大鵬薬品工業、ロート製薬が「すべての人に健康と福祉を」、ストライプインターナショナルが「海の豊かさを守ろう」を選択。それぞれの事業を通じた貢献、目標達成を目指す。

READYFORは「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をミッションに掲げるクラウドファンディングサービス。2011年3月のサービス開始から1万800件以上のプロジェクトを掲載し、58万人から90億円以上の資金を集め、国内最大級のクラウドファンディングサービスとして、中学生から80代の高齢者までをサポートしている。16年6月サービス産業生産性協議会が主催する第1回日本サービス大賞優秀賞を受賞。19年5月には経済産業省等が主催する第5回日本ベンチャー大賞経済産業大臣賞(女性起業家賞)を受賞した。

【関連サイト】REAYDYFOR SDGs TOPページ

The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 ESG・インパクト投資チームは、ESGやインパクト投資に関する最新の動向や先進的な事例、海外のニュース、より良い社会をつくる新しい投資の哲学や考え方などを発信しています。/未来がもっと楽しみになる金融メディア「HEDGE GUIDE」