SBIグループにて暗号資産交換業を運営するSBI VCトレード株式会社は7月29日、Ripple Labs Inc.が提供するODL※を用いたXRP国際送金サービス向けのシステムをリニューアルし、送金元(日本国内の資金移動業者)および送金先(海外暗号資産交換業者等)のいずれに対しても複数事業者との接続が可能なマルチテナント型システムとする対応を行ったことを発表した。
ODL:On-Demand-Liquidity(オンデマンド流動性)の略。Ripple社が提供するXRPベースの決済ソリューション。デジタルアセットであるXRPを2つの法定通貨間のブリッジ通貨として用いることで、送金先市場で事前に資金を保有することなく、即時かつ低コストでの決済を実現する。
SBI VCトレードは、2021年7月にグループ内の資金移動業者であるSBIレミット株式会社およびビジネスパートナーであるRipple社との連携を通じて、ODLを用いたXRP国際送金サービス向けのシステムを構築し、SBIレミット社による日本初となる暗号資産を用いたフィリピン向けの国際送金サービスを実現している。
SBI VCトレードは当該システムをリニューアルし、複数事業者と接続可能なマルチテナントに対応した。これにより、国際送金サービス事業を提供する株式会社アジアンネットが新たに送金元の資金移動業者として接続し、同日より顧客向けにサービスを開始している。
【参照記事】ODLを用いたXRP国際送金サービス向けシステムをリニューアル ~マルチテナント型システムにより複数の送金業者・暗号資産交換業者との接続が可能に~
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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