三菱UFJ銀、ESG重視型ベンチャーキャピタルファンド「MPower Partners Fund L.P.」へ出資

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株式会社三菱UFJ銀行は8月5日、テクノロジーによる社会課題解決に取り組むベンチャー企業を支援するESG重視型グローバル・ベンチャー・キャピタル・ファンド「MPower Partners Fund L.P.」に、リミテッド・パートナーとして出資することを決定したと発表した。金融ビジネスを通して持続可能な社会の実現に貢献していく。

MPower Partners Fund L.P.MPowerは今年5月設立されたESG重視型グローバル・ベンチャー・キャピタル・ファンド。設立メンバーのキャシー松井、村上由美子、関美和の3氏はゼネラル・パートナーとして金融業界で長くESGの研究・促進に携わり、ダイバーシティ、環境、コーポレートガバナンスの分野で深い知見を持つ。

「ベンチャー企業が持続的に成長するためには各社がESG課題と真摯に向き合い、 当該企業の成長戦略の一部としてESG評価を組み入れることが不可欠」という考えのもと、投資先企業におけるESG課題解決に向けた支援を通して、持続可能な社会の実現と経済的リターンの追求の両立を目指す。ファンド総額(目標)は1億5千万米ドル。投資対象はヘルスケア/ウェルネスケア、フィンテック、次世代の働き方/教育、次世代の消費/リテール、環境分野の国内外ベンチャー企業。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)では、 自社のパーパス(存在意義)を「世界が進むチカラになる」と定め“全てのステークホルダーが、次へ、前へ、と進むチカラになること、 そのために全力を尽くすこと”を企業活動の指針としている。優先対応を要する課題として「産業育成・イノベーション支援」や「社会インフラ整備」「インクルージョン&ダイバーシティ」を含む10のテーマを選定、それらに重点的に取り組むことで、環境・社会と経済の好循環を通じた持続可能な社会の実現に貢献することを目指す。

今回の出資はその一環として、環境・社会へのインパクトと経済性を両立させた投資を拡大すべく、投資判断の際に、経済性に加えて環境・社会インパクトを勘案する「サステナブルビジネス投資戦略」を活用した案件と位置付けている。

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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