ネット証券大手のマネックスグループは12月12日、事業戦略説明会を開催し、同社傘下で仮想通貨事業を営むコインチェック株式会社(以下、コインチェック)における仮想通貨ビジネスの現状について説明を行った。各紙が報じている。
コインチェックの代表取締役である勝屋氏は説明会で、「仮想通貨交換業での確固たる地位の確立」と「仮想通貨交換業に頼らない、クリプトアセットを活用したサービスの開発」に向け、コインチェックでは既に競合他社が取り組む海外での仮想通貨交換業サービスの開始やブロックチェーン人材の拡充に努めているとした。また、みなし業者として営業を続けるコインチェックの仮想通貨交換業の登録に関しては、現在も登録に向けて取り組みを続けているとし、詳細に関する明言を避けた。
大量の仮想通貨流出事件を起こしたコインチェックの買収劇により注目を集めたマネックスグループは、ナスダックやフィデリティなどの大手企業が出資し、来年の認可・発足を目指す仮想通貨取引所ErisXに日本では唯一出資を行っており、仮想通貨ビジネスに対してコインチェック単体による展開だけでなく、さまざまな形でアプローチしていることも明らかとなった。
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日
- Powerledger、Solanaとの統合完了で持続可能なエネルギー取引の革新を加速 - 2024年11月19日
- PlastiksとColiba、西アフリカでプラスチックリサイクルを強化へ - 2024年11月19日
- DevvStream、米国最大級の炭素隔離施設の50%株式取得 – 環境保全と経済成長の融合を目指す - 2024年10月21日
- SolarWise、VeChainでソーラーパネル所有権をNFT化 – 小規模投資家に新たな投資機会 - 2024年10月18日