明治安田生命保険相互会社は12月12日、三菱UFJフィナンシャル・グループが発行する米ドル建国内公募債形式のソーシャルボンドに約55億円を投資したと発表した。明治安田生命はESG投融資を包含した取り組みとして、社会・経済のサステイナビリティ(持続可能性)に貢献する「サステイナビリティ投融資」を推進しており、投資はその一環と位置づける。
投資の対象銘柄「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第2回米ドル建無担保社債(担保提供制限等財務上特約無・指定金融機関等限定)(ソーシャルボンド)は発行総額90百万米ドル(約98億円)、利率年2.847%。資金使途を①震災、台風等の災害からの復興に寄与する融資②低所得者層にもアクセス可能である国内外の公的病院、国内の
社会医療法人および社会福祉法人が運営する国内病院への融資③低所得者層にもアクセス可能である、公立学校への融資④イングランドの公共住宅当局に登録された公共住宅供給業者向けへの融資とする。同日を払い込み期日とし、償還期限 は2029年12月12日(10 年)。
MUFGは、資本市場を通じて持続可能な環境・社会の実現に貢献することをめざす取り組みの一環として、2016年9月以降、国内・海外市場において国際的な金融規制に対応した MUFGグリーンボンドを発行している。12月6日、社会課題への取り組みを強化することを目的に、ソーシャルボンドを国内市場で発行すると発表。第三者認定機関であるSustainalytics社よりセカンドパーティ・オピニオンを取得し、国際資本市場協会(ICMA:International Capital Market Association)が公表する「ソーシャルボンド原則 2018[4]」の基準を満たす発行に該当する。
調達された資金は株式会社三菱UFJ銀行を通じて、震災、台風などの災害からの復興に寄与する融資、国内外の公的病院、国内の社会医療法人および社会福祉法人が運営する国内病院への融資、公立学校への融資およびイングランドの公共住宅当局に登録された公共住宅供給業者向けへの融資に充当される予定。
【参照記事】三菱UFJフィナンシャル・グループが発行するソーシャルボンドへの投資について
~災害復興支援、公的病院・学校および低所得者向け住居の提供支援への貢献~
HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム
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